●なんとか学校にたどり着いたうーちゃん

学校に到着すると、まだ生徒の玄関は開いていました。車から抱きかかえたまま玄関に運ぶと、奥に先生が待っていてくださいました。
先生の前にうーちゃんを下ろすと、キョトンとした無の表情でした。状況を処理しきれないのでしょうか。

玄関に運ばれるうーちゃん
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上履きを持っていくのを忘れてしまい、スリッパを履かせてもらって先生に連れられて行きました。
上履きはもう小さくなっていたので新しいのを買う必要があったことを忘れていました。僕はぽん子ちゃんを保育園に連れて行って、その帰りに町の靴屋さんで1cm大きなサイズのものを買いました。名前を書いてママが車で学校に持って行きました。

朝から猛烈に疲れました。うーちゃんの自室は散らかしてゴミためのようにするのと、立てこもることにしか役立っていません。夜は自室ではなくおばあちゃんの部屋で寝ています。

●なにがなんでも宿題を終わらせなきゃ!やらない言い訳をするうーちゃんは…?

学校は行ってしまえばなんてこともなかったようで、ほかにも宿題をしていないお友達がいたそうです。その日の夜、夕食後、もうなにがなんでも宿題をやらせることにしました。
と言ってもいちばん大変なワークはもうほとんど終わっています。ワークは一回丸つけをして、間違っていたところを直していないのと、夏休みの終わりに夏休みを振り返る部分が残っているだけです。

「絶対になにがなんでも終わらすよ。なんかごちゃごちゃ言い訳したり屁理屈を言っているといつまでも終わらなくてパパにずっとやれやれ言われるよ。どうすんの終わらすの? 終わらせないの?」
「終わらす」
うーちゃんが渋々言いました。
「はい、じゃあここやって、おばあちゃんテレビつけないで、うーちゃんが宿題しているから」
うーちゃんはテレビがついているとテレビに見入ってすべての行動が停止します。

ワークが終わると、オクラの観察日記です。日記と言ってもオクラの成長ぶりを文章と絵で1枚描くだけです。
「もう夜だからできない」
うーちゃんが早速言い訳しました。
「持って来るからできるよ」

外にあるオクラの鉢をリビングに持ち込んでiPadで写真を撮ってそれを見て絵を描きました。色が鮮やかでとても上手でした。すぐ終わりました。
これをしないせいで8月の後半はずっと、やれやれ言われ続けていたのです。