素敵なショートヘアの女性に憧れて、チャレンジしてみたけれど、部活少年のようになってしまった…という経験はありませんか?「大人の素敵なショートヘアをつくるには、美容院でのオーダー時にポイントがあります!」と話すのは、女性の髪問題に詳しいヘアライター・佐藤友美(さとゆみ)さんと、人気ヘアサロンMINXのディレクター・八木花子(八木ちゃん)さん。今回は、アラフィフの読者をモデルに、素敵なショートヘアになるオーダー方法を教えてもらいました。
すべての画像を見る(全6枚)大人の女性を魅力的に見せてくれるショートヘアのつくり方
さとゆみ:大人女性に人気のショートヘアですが、ちょっとした違いで、色っぽく素敵に見えたり、少年やおじさんのようになってしまったりしますよね。
八木ちゃん:たしかに、ショートヘアは、切り方ひとつでずいぶん印象が変わる髪型です。あまり短すぎると、こざっぱりしすぎてボーイッシュに見えたりすることもありますよね。
さとゆみ:今日は、ショートヘアをもっと上品に、色っぽく見せたいという人のために、4つのポイントを解説していきたいと思います。
●1、レイヤーを控え、表面の髪の長さを長めに残す
八木ちゃん:まず、ボーイッシュなのか、フェミニンなのか、その分かれ道になるのが、表面の髪の長さです。美容師用語では「レイヤーを入れる(段を入れる)」と言いますが、レイヤー(段)をたくさん入れれば入れるほど、カジュアルでボーイッシュな印象になります。逆に、レイヤーを控えめにして表面の毛を長く残しておくと、表面にまとまりが出て、ツヤが出やすくなります。
さとゆみ:では、フェミニンな雰囲気にしたい場合は、レイヤーを控えめにして、表面の髪を長く残せばいいのですね。
八木ちゃん:はい。専門用語では、グラデーションカットと言います。担当の美容師さんには「表面の毛は長めに残したいです。ツヤを出したいです」と言えば、伝わります。
さとゆみ:たしかに、同じショートヘアでも、上品さが増しますね。
●2、後頭部をふんわりして丸みをつくる
八木ちゃん:また、後頭部にふんわり丸みがあると、上品で知的な雰囲気に見えます。
さとゆみ:たしかに、後頭部の丸みって、知性を感じさせますよね。絶壁の人でも、カットで実現できる?
八木ちゃん:カットである程度丸みや高さをつくることはできるのですが、部分パーマをかける方法もおすすめですよ。
髪がぺたんとなりやすい人は、後頭部だけに何本かロッドを巻いてパーマをかけるだけで、ボリュームや高さが出やすくなります。