●各部屋にタブレットを1台常備
すべての画像を見る(全6枚)溝井さんのお宅にうかがって、まず驚くのがタブレットの数。各部屋に1台ずつあります。
そのほかにも、読書用のキンドル(アマゾン)や、3年前からはアレクサ(スマートスピーカー)も使っています。そしていつも座る席のそばには、コンピューター関連の本がどっさり。
「最近はコロナでなかなかお友達とも会えないけれど、ZOOMができるから便利です。やっと少し落ち着いてきたから、先日はうちで女子会をやったのよ」
公民館やネットで知り合った、市内近郊に住む若い女性たちとの交流も楽しみの一つ。みんなで料理を持ち寄って、溝井さんのお宅で女子会を開くのだといいます。
「みなさんそれぞれ仕事を持った、自立した女性たち。美容師さんだったり、マッサージ師だったり、いろんな立場・職業の人と話をするのは刺激的でいいですよ。なにより情報がアップデートされますから。彼女たちとの間に年齢の差なんてまったく感じません。それもこれも、いつもネットにつながって社会を眺めているからでしょうね」
溝井さん宅の広い庭には、丹精込めてお世話している植物が次々に花をつけます。小さな池にはアマゾンで買ったメダカが泳いでいます。
「根っからの新しもの好きなんでしょうね。迷ってるヒマがあったらやってみたらいいの。合わないと思ったらやめればいいんだし、やってみなきゃ判断もつかないでしょう。メールができるだけでも違いますよ。家から出なくても世の中のことがわかる、誰かとつながって意見の交換ができる。それだけで、社会の一員でいられるんです」