洗面台と収納が一体になった、いわゆる洗面化粧台は便利ではありますが、少し味気ないと感じる人も。東京でマンション管理をする日刊住まいライターは、友人からの依頼で、このタイプの洗面台をリフォームする手伝いをすることに。タイルを使うことで、雰囲気のある洗面スペースに仕上げました。その様子と費用についてレポートします。
すべての画像を見る(全14枚)リノベずみ物件の洗面をリフォームしたい
都内にリノベずみの中古マンションを購入した筆者の友人のTさん。立地や価格、大まかなインテリアのテイストには満足していたものの、収納と一体型の洗面化粧台がどうしても気に入らず、リフォームを思い立ちました。
当初は、この物件を手がけた大工さんに相談していたTさん。しかし、「なんで新しい洗面に取り替えるの? これで問題ないよね?」と言われる結果に。それ以上はうまく話を進めることができないと感じたため、筆者に相談してきたという経緯があります。
洗面化粧台をタイル貼りの洗面にリフォームした事例
ちなみに、筆者はマンション管理の仕事をしており、職業柄、洗面化粧台のリフォームにたびたび携わってきた経験があります。
写真は、筆者が以前、自分の管理するマンションで手がけたリフォーム前の洗面。収納と照明も組み込まれていて、不便はないのかもしれませんが、この野暮ったい見た目がどうも好きになれません。
リフォーム後の洗面です。ポイントはタイル貼りの壁。洗面ボウルや水栓は大手メーカー製のリーズナブルな普及品ですが、タイルのおかげで安っぽさを感じさせない仕上がりになりました。
同じタイプの洗面の壁に別のタイルを貼った事例。印象がだいぶ変わるのがわかると思います。タイルは職人さんに依頼すると施工費用がかさみますが、DIYで貼ることでコストダウンを図っています。