50代の疲れを癒やす「朝活」体験が充実
●朝陽を浴びながら地上160メートルの剣術稽古!
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翌早朝に挑戦したのは、心身をリフレッシュするアクティビティ「天空朝稽古」。
かつて江戸の町には剣術道場があり、武士たちによる剣術の稽古が盛んにおこなわれていたそうで、そこからヒントを得た企画なのだそう。
朝6時半。スタッフに導かれて降り立ったのは、とあるビルのヘリポート。柵はなく、眼下に東京のビルやスカイツリー、東京タワーが一望できるすばらしいロケーションです(高所恐怖症の人はちょっと怖いかも…!)。
当日はやや曇り空でしたが、早朝の大手町は空気も澄んですがすがしさいっぱい。深い呼吸を意識しながら無心で木刀を振っていると、気分はまるで時代劇…!
時間にして15分ほどですが、全身の筋肉をしっかり動かせたうえに写真撮影タイムもあり、絶景ビューも堪能。とにかく地上160メートルからの東京は滅多に見られないので、早起きする価値ありです。
●日本旅館ならではの和の朝食でエネルギーチャージ
夜更けまでおしゃべりを楽しみ、大満足の朝稽古を終えた私たちは「午前中もゆっくり満喫したいよね」ということで、インルームのサービスで朝食をいただくことに。
和食と洋食から選ぶことができますが、ここは日本旅館らしい和をチョイス。
竹製のお重につめられた焼き魚や小鉢、お窯で炊いたご飯がとってもおいしい! 昨晩あんなに食べたのに、ペロリと完食してしまいました。
「こんな朝食、家で誰かつくってくれたらいいのに~」と、だらけたことを考えつつ、またベッドにごろりと横になる私。チェックアウトは余裕の12時。帰る前にもう一度温泉に入れるのもなんだか得した気分です!
●初心者でもわかりやすい!茶の湯体験
朝食後は、再び2階ロビーの畳の間へ。「茶の湯」のアクティビティに申し込んではみたものの、50代になってもお茶の心得ひとつない私たち。若干の不安が…。
「お茶のことまったく知らないんですけど、大丈夫でしょうか?」と、おずおず尋ねると、「そんなに難しいものではないのですよ。安心してくださいね」と笑顔のスタッフ。
よかったー―――。
お茶碗の見方、持ち方、お菓子のいただき方、コミュニケーションの取り方、懐紙の使い方など作法は多岐に渡りますが、聞けばなるほどと納得できる話ばかり。説明がとてもわかりやすいので、堅苦しさも感じません。
お点前をいただく30分ほどの短いアクティビティでしたが、多少でも茶道の奥深さと楽しさに触れたのはいい経験。「ちょっと習ってみたくなっちゃった」、「懐紙買っちゃおうかな」と、すぐに影響を受ける私たちなのでした(笑)。
●遠くに出かけなくても大満足!
旅行といえば、遠くに行くか知らない町に行くものと思ってましたが、近場で楽しむのもありだと実感した今回。往復に時間と予算がとられない分、リッチに過ごせるのは大きな発見でした。
とりわけ星のや東京は、滞在にアクティビティを組み合わせることで旅の充実度が格段にアップ。温泉、美食に加え、日本文化や江戸文化に親しむ旅は、50代の今だからこそ心に響き、満足できるともいえます。
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