●どれだけ「やろう」とリマインドしても動いてくれない…

叔母の部屋
なんとか私がきれいにした叔母のキッチン
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2人には、「掃除しよう」と何十回とリマインドしても、動いてくれる気配はありませんでした。そうなると、私はとても悲しい気持ちになってしまいます。

ただ、2人とも、私が「掃除しよう」と怒りながら話すと謝ってくれます。それぞれお詫びにお土産までくれるので、なかなかそれ以上は怒ることができません。結果的にひとりで掃除をしており、そのときはとても孤独を感じます。私は、汚されることが嫌なのではなく、汚れに見向きもしてくれないというところが悲しいのです。

ただ、夫の場合は、ごくたまに一気に部屋を掃除してくれたりしますが、私がかなり気を病んでからの行動になります。しかし、私はそれだけでも心の底から嬉しさがこみあげ、救われます。光くんが掃除してくれたというだけでずっとご機嫌で、有頂天で過ごしている日もあるほどです。

そんなわけで、私たちの暮らしのなかで一喜一憂する場面は非常に多いのです。

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●一人で抱えきれないときは、第三者の助けを借りる

食事
ヘルパーさんに時々ごはんをつくってもらうことも

一人で抱えてしまうと私の体がもたないため、私は第三者を頼ることにしました。友達や、区役所で調整していただいたヘルパーさんを自宅に呼び、手伝ってもらっています。じつは、夫は障害手帳を持っているので、ヘルパーさんに介助のお願いができるのです。

 

今回は、決して愚痴ではなく、私たちの暮らしのリアルを伝えるための記事でした。夫との暮らしで困難なことの大半は、掃除や料理など、家事の部分です。ここをクリアすれば比較的、お互いの負担が減ります。しかしこの部分は現状しっくりくる解決策は、「他者を頼る」ことしかありません。まだまだ困難な部分はたくさんあるので、2人で上手にコントロールしながら暮らしていこうと思っています。