●年齢を気にしないフランス人。年上ぶらないことが大事
フランスの年上の友達は皆、年齢差を気にしていないようでした。たしかにフランスで年齢を聞かれることはほとんどなく、彼女たちにとって、何年生まれかというのは、何月生まれかと同じくらいの情報のようでした。
「若いからわからないでしょうけれど」「教えてあげる」という態度を取られたことは1回もなく、私も素直になれた気がします。
年齢の違いは、個人が持っている文化的な違いや個性の違いのように、さまざまな違いのうちのひとつとして考えられているようで、すべてをひっくるめてお互いが「違う個性を持っている」ことをただ楽しんでいるのだと思います。
●50代からは「違い」を楽しみ、ポジティブに生きる
フランスで経験した例は私が年下でしたが、自分が50代になった今、フランスの親友たちがそうしてくれたように、年齢や経験といった先入観を持たずに、若い世代と友情を育みたいと思います。
親友たちはしなやかな考え方で、いつもポジティブに人生を楽しんでいました。幸い、歳を重ねるごとに自分と合う人を見つける嗅覚は鋭くなっています。心を開いて年の離れた友達をつくりたいですね。
