「家にジムがあったら…」「新しい家にはトレーニングルームをつくりたい」。それ、新築なら、比較的簡単に実現できるかも。夫の希望で自宅の2階に、トレーニングルームをつくった日刊Sumaiライター。床・天井の強度&防音対策と、かかった費用などを詳しくレポートします。運動嫌いだった家族も、毎日トレーニングをする習慣ができ、おうち時間が充実。健康意識が高まっている今、家づくりの参考に。

トレーニングルームの全景
自宅にトレーニングルームをつくれば、おうち時間が充実!家族の健康にもつながる
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気軽にトレーニングできる部屋が欲しい!とハウスメーカーに相談

トレーニングルームをつくるのは、体を鍛えるのが大好きな夫のたっての希望でした。そこで、家を建てるときハウスメーカーに「気軽にトレーニングできる部屋が欲しい」と相談。

計画を進めていく段階で、「うんていとサンドバッグ用の金具を、天井に取りつけたい」「サンドバッグを使うので、防音室にしたい」とも伝えました。

そうしてでき上がった筆者宅は、2階建ての5LDK。吹き抜け構造になっていて、2階はロの字の廊下。3部屋ありますが、そのうち角にある1部屋(9.3畳)がトレーニングルームです。扉を2つ取りつけて、どちらの廊下からも入れるようになっています。

 

懸垂だけでなく、横移動も可能な特注の「うんてい」を天井に設置

うんていの土台部分

うんていは、家を建てるときに設置したため天井に埋めこんでいます。大人2人が同時に使っても問題ないほどしっかりしたつくりです。

ちなみに、すでに家を建てていて、あとづけしかできない場合は、懸垂棒であれば、わりと簡単に設置できるそうです。

 

天井に取りつけたうんてい

うんていははしご状になっているため、その場で懸垂するだけでなくそのまま横移動できるのがポイント。写真のようにひもをつるして、握力だけで上までのぼるトレーニングにも応用しています。

 

天井に200kg程度の重量に耐えられる、サンドバッグ用の金具を取りつけ

天井に取りつけたサンドバッグ用の金具

天井には、200kg程度の重量に耐えられる金具もつけてもらいました。50㎏のサンドバッグをつるして好きなように殴ったり、サンドバッグに人がぶら下がったりしても、不安がありません。ときには、エアリアルヨガ用のファブリックにつけ替えて、包まれながらお昼寝することも。

既存の部屋にサンドバッグを設置したい場合は、天井に鉄骨を取りつけてそこからつるす方法もあるそうです。