床もバーベルの荷重に耐えられるつくりに
すべての画像を見る(全7枚)トレーニングルームをつくる際、ハウスメーカーに「床にバーベルなどを置く可能性はありますか?」と質問されました。トレーニングルームの場所が2階だったこともあり、荷重に耐えられるつくりにするための質問だったようです。
はじめは迷いましたが、あとからバーベルを置くことになったので、結果的には計画の段階で採用しておいてよかったです。
サンドバッグやフットワークに対応、防音室の仕様に!
騒音を防止するために、防音室にしてもらいました。壁はもちろん、ドアや窓なども防音仕様です。サンドバッグを使ってトレーニングをするときは、殴る音だけでなく、フットワークによる音もあります。
トレーニングルームを2階につくるため、フットワークの振動が1階に伝わることを考慮して、床には防音効果のあるカーペットを敷いてもらいました。また、トレーニングルームにいても来客に気づけるように、インターフォンの画面を設置しました。
この防音室は効果大。防音扉をあけたままの1階リビングは、サンドバッグを殴る音が大きく聞こえてしまい、テレビの音量を上げてもほとんど聞き取れません。
しかし、防音扉を閉めると、音が遠方からうっすら心地よく聞こえてくる程度で、リビングがゆったりと過ごせる空間になります。
フットワークの音は、カーペットのおかげで、防音扉の開閉にかかわらず気になりません。賃貸でサンドバッグを使っていたときは、家族や隣の部屋の住人がいないタイミングを狙って軽く殴ることしができなかったので、採用してよかったです。
音が出ない器具は廊下に置き、トレーニングルームのスペースを確保
さまざまなトレーニング器具をトレーニングルームに設置したいと思っても、スペースが限られています。そのため、鉄棒やエアロバイクなどの音が出ないトレーニング器具は、廊下に設置。
鉄棒は子どもが使うためそれほど床に体重がかかりませんが、エアロバイクはそれ自体が重いだけでなく大人が使うため、床の保護目的で下にマットを敷いています。
トレーニングルームにかかった費用は、工事費込みで120万円
トレーニングルームにかかった費用は、工事費込みで120万円程度でした。うんていとサンドバッグ用の金具で50万円程度、防音対策の費用で70万程度です。防音対策には、防音ドア、カーペット、天井材、防音室用の換気扇、窓などが含まれています。
費用はもともとの部屋の強度などによっても異なると思うので、ハウスメーカーに確認してみるといいと思います。
トレーニングルームがあることで、家族にも運動習慣が身についた!
トレーニングルームをつくってからは、夫は週末だけジムに通い、平日は自宅でトレーニングしていました。しかし、コロナ禍で気軽にジムに通えなくなったこともあり、トレーニングルームが毎日大活躍!
さらに、人目を気にしてジムに通えなかった運動嫌いの私も、毎日ストレッチやトレーニングをする習慣がつきました。
その反面、後悔ポイントも。2歳の子どもも一緒に軽い運動をするようになり、安全性を考えるとカーペットでよかったという思いはあります。しかし、簡単に汚れのふき取りができないなど、掃除がしにくいのは気になっている部分です。カーペット以外の選択肢があるのかを、確認してみればよかったと思っています。
普段からトレーニングをしていると、「自宅にトレーニングルームがあったら」と思うことも多いのではないでしょうか。家づくりの参考になれば幸いです。