58㎡のコンパクトマンションを購入した40代夫婦が、収納計画を立てて、快適な暮らしを実現したマンションリノベーション事例です。寝室横にはウォークインクローゼット、キッチンには玄関とつながるパントリー、リビング横の小上がりの下は大容量の収納スペースが。広く住むための工夫も各所にあります。

セミクローズのキッチンと小上がり
セミクローズのキッチンにはパントリー、リビング横には小上がり収納が!
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機能性と快適さを両立したリラックスできる住まい

●この家のプロフィール

  • ・Kさんの家 東京都
    ・家族構成:夫40代 妻40代
    ・築年数:35年(1986年築) 専有面積:58.76㎡
    ・工事費:900万円(税・設計料込み)
    ・設計:ブルースタジオ(TOKYO*STANDARD、定額制セレクトオーダー)
リビング

Kさん夫妻の住まいは、約58㎡のコンパクトな間取り。収納計画をきちんと行うことで、限られた空間の中でも機能性と快適さのバランスをうまく保っています。

ともに飲食関係の仕事をしているふたりが、もっともこだわったのはキッチン収納。パントリーを併設し、キッチン回りのものをすべてしまえるようにしました。

パントリーは廊下側にも出入り口を設けて、回遊できるようになっています。寝室の隣には、ふたりの洋服をすべてしまえるウォークインクーロゼットを設置。

「衣替えをする必要がないですし、洋服をすべてかけて収納できるので、出し入れしやすくて便利です」(妻)。細かい家事の負担軽減にも、ひと役買っています。

夫妻のリラックススペースであるLDは、ソファスペースやリビングの一角に設けた小上がりなど、そのときの気分によって好きな場所を選んでのんびり過ごすことができます。

インテリアは、お気に入りのダイニングテーブルや食器棚に合うように、チーク材のフローリングで落ち着いた雰囲気に。白とグレーをキーカラーにして、グリーンの家具や小物を配置して差し色に使っています。夫がDIYしたベンチなどの家具や小物も、空間に個性をプラス。

忙しい日々を過ごしているからこそ、日常生活のプチストレスをリノベーションで解消。暮らしやすさを備えたリラックスできる住まいとなりました。

 

Kさん宅のコンパクト克服のリノベポイント

1.リビングに収納スペースを確保するために小上がりを

小上がり

LDKに収納をつくりたいという妻の要望で、リビングの一角に小上がりをつくり、収納スペースを確保。畳の下が収納スペースになっています。深さがあるので、かさばるものなども入れやすい。

 

土間

窓と小上がりの間にできたスペースは、床を大谷石で仕上げてインナーテラスに。

 

2.ものがあふれやすいキッチンにパントリーを併設

パントリー

夫妻の希望でキッチンに併設したパントリー。調理道具、食材、料理の本などを収納でき、常にキッチン回りをすっきりと保つことができます。

 

パントリーの入口

キッチン側の入り口。玄関側からもアクセスできるので、買ってきた食材などもすぐにしまえます。

 

3.室内窓とガラス入りのドアで圧迫感を軽減!

室内窓

LDKと廊下の間仕切り壁には室内窓を設置。さらにガラス入りのドアで抜け感を出し、圧迫感を軽減しました。

 

ガラス入りのドア

玄関から室内が丸見えにならないよう、デザインガラスがほどよい目隠しに。