事例5. 大人と子どもが取り合いになる10畳の屋根裏部屋

新築の外観
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最後も市街地に建つ新築のケースです。北側道路に面していちばん高い位置に見えるのが、屋根裏部屋の窓です。

 

屋根裏部屋に上がる階段

道路と反対側、2階の南端に16畳のLDKをプランしました。

 

天井高をとってLDKとつながる屋根裏部屋

都心部では敷地が限られるので、天井高をとってLDKを縦に大きな空間としました。天井高さは4mほどありますが、一体となった屋根裏部屋が奥に見えています。

 

屋根裏部屋の位置がわかる断面図

階数や延べ床面積に算入されない条件を満たしているので、これだけ大きいとよりお得感があります。

 

広い屋根裏部屋

10畳ほどある、かなり大きな屋根裏部屋です。

 

屋根裏部屋から足をぶらぶらさせる子どもたち

友達が遊びにきたときは、みな一目散にこの部屋へ。足をブラブラできるよう手すりをデザインしました。

 

みんな屋根裏部屋が大好き

子どもは本を読んだり、大人はヨガをしたりと、いろいろな使い方ができます。エアコンがあるとさらに便利。

 

屋根裏部屋へは専用ハシゴで上がる

大人もこの小部屋が大好きです。上りやすいよう、ハシゴは専用にデザインしました。ダイニングテーブルの脚と合せて黒にしましたが、インテリアとしてもしっかり統一感を出したいところ。

 

お家時間が楽しくなる屋根裏部屋

子どもはこの特等席で、朝日を浴びるのが大好きです。おウチ時間を大人も子どもも楽しめるのが屋根裏部屋なのです。

 

子ども部屋、趣味の部屋…と用途はいろいろ。法律のチェックも忘れずに!

リノベーションにおいての屋根裏部屋は、子ども部屋、癒やしの空間と、使い方、大きさともいろいろなバリエーションがあります。

新築での屋根裏部屋は、法律を満たせば延床面積に算入しなくてもよい、プラスアルファの空間をつくることができます。天井の高さ、平面的な大きさに加え、窓の大きさにも決まりがあることも注意しておきたい点です。

広々とした空間は気持ちのよいものですが、天井が斜めになっていたり、狭い小部屋だったりするからこそ、楽しくおしゃれな空間とすることも可能です。

お得感のある、ワクワク楽しい屋根裏部屋を、家づくりに取り入れてみてはいかがでしょうか。

 

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