事例3. 夜はまるでプラネタリウム!山手から海を眺める屋根裏部屋

リノベでつくった屋根裏部屋
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3つ目もリノベーションの事例です。

 

3畳ほどの屋根裏部屋

LDKからハシゴを上ると、3畳ほどの空間があります。

 

キッチンの上にある屋根裏部屋の断面図

キッチンの上にあり、ここならリビングダイニングの開放感を損ないません。

 

左右に換気用の窓を設けた屋根裏部屋

左右に換気用の窓を設け、夏はここから涼しい風が流れ込んできます。中央は眺望を楽しめるよう1枚ガラスにしました。

 

屋根裏部屋からの眺め

窓からは神戸の市街地、そしてその先に広がる海まで見下ろせます。

 

神戸の夜景

夜は自分だけのプラネタリウム。皆既月食も観察できました。屋根裏部屋はいちばん高いところにあるので、眺望を十分に楽しみたいところです。

 

事例4. ここはサッカーミュージアム?趣味を楽しむ屋根裏部屋

サッカーミュージアムのある家

ここからは新築の場合を紹介します。

「リヴァプールは夢、レイソルは生活」は建主のことば。サッカーを観るのも、プレイするのも大好きな家族が、応援するチームの地元に建てた家の事例です。

 

イングランド・プレミアムリーグの名門チームの額が飾られた玄関

リヴァプールとは、イングランド・プレミアムリーグの名門チーム。そのホームスタジアムの額が、玄関に飾られています。

リバプールを訪れ「この街の家のような外観にしたい」思うように。この要望を受け、家のデザインのモチーフにしました。

 

20畳のLDKからアクセスする屋根裏部屋

2階には20畳のLDKが。屋根裏部屋へは、リビング側からアクセスします。

 

趣味を楽しむ屋根裏部屋

そこは趣味を楽しむ6畳ほどの小部屋です。

天井高さが1.4mまでで、直下の床面積の1/2以下なら、階数にも延床面積にも算定しなくてもよいという法律があります。敷地面積が限られる都心部においては、家を広く使う有効な方法です。

 

サッカーミュージアムのある家の断面図

ハシゴは可動式が必須で、構造上の制約もあるので、そこは設計士に相談するほうがよいでしょう。

 

明るいLDK

LDKと広く面したこのケースは、南からの日が差しこみ明るさも十分です。

 

屋根裏部屋に窓があれば、LDKの温かい空気を自然に排出することもできる

屋根裏部屋に窓があれば、LDKの温かい空気を自然に排出することもできます。存在価値が倍になるので、知識として覚えておきたいところ。

しかし窓の大きさに制限を設けている行政機関もあり、事前の確認が大切な部分です。

 

屋根裏部屋の転落防止用の柵

高い位置にあるので、転落防止用の柵は慎重に設計しなければなりません。機能、デザイン、コストが共存できる一点を探すのが設計といえるのです。

 

お宝グッズ

好きなサッカーチームのお宝グッズが飾られたサッカーミュージアムとしての屋根裏部屋でした。趣味を楽しむ部屋があると日常がずっと楽しくなるものです。