生活感が出がちな場所といえば、トイレ。インテリアや収納の工夫もあと回しにしてしまいがちです。
「じつはトイレは狭い空間だからこそ、インテリアを思いきり楽しめる場所なんです」と教えてくれたのは、ライフオーガナイザーの山本瑠実さん。
ここでは山本さんに、トイレの生活感をなくす方法を教えてもらいました。
少しの工夫でガラリと雰囲気が変化!トイレのインテリアのコツ
リビングやダイニングには好きな壁紙をはったり、雑貨を飾ったりしていても、トイレは芳香剤を置くぐらいで、とくになにもしていないという人は少なくないようです。
「生活感がある場所なので、なにをすればいいのかわかならい」という声もありますが、少しの工夫でガラリと雰囲気を変えることができ、快適で安らげる空間をつくることができるんです!
●STEP1 どんなトイレにしたいか、イメージを膨らませる
まずはどんなトイレにしたいのかイメージを膨らませましょう。
カッコイイ? かわいい? すっきり? 頭のなかでゴールを決めたら、理想と現実のギャップを埋めていく作業のスタートです。
さらにテーマカラーを決めます。使う色は3色ぐらいに抑えると統一感が出ます。
ちなみにわが家は「大人ナチュラル」をテーマにし、清潔感を重視しているので、白をベースにグレーと黒を少しずつポイントで入れています。
●STEP2 生活感をなくす工夫をする
生活感が出てしまういちばんの原因は、カラフルな芳香剤や掃除道具、スプレー缶などがそのまま置いてあること。芳香剤はパッケージをはずして、できる限りシンプルにするか、ガラスビンなどに移し替えるなどしてもいいですね。
来客にくつろいでもらえるよう、アメニティーを用意するのもおすすめです。ホテルにあるようなイメージで、アロマタオルや綿棒などをそろえておくと、きっと喜ばれますよ。
掃除道具は便器の裏側に収納して前からは見えなくしたり、空間上部につっぱり棒で棚を設置し、収納するのもいいと思います。
トイレットペーパーにもひと工夫。お客さまが来る日だけ、ナプキンペーパーやラッピングペーパーをトイレットペーパーにくるんと巻きつけて、中へ折り込んだり、麻ひもで縛ったり、マステではってとめます。こうするだけで雰囲気がガラッと変わるはずです。
●STEP3 壁紙のはり替えにチャレンジする
芳香剤や掃除道具を整えて、トイレットペーパーにも手を加えたら、最後は壁紙のはり替えにもチャレンジ。
壁紙のはり替えは難しい…とちゅうちょしてしまうかもしれませんが、今は100円ショップにも壁にはれるシートが売っています。ホームセンターへ行けば、はってはがせる壁紙や、最初からのりがついている壁紙など、種類もさまざま。
いきなりリビングなどの大きな空間をはり替えるよりも、トイレのような狭い空間の方が、チャレンジもしやすいです。
色を抑え、少し工夫することで生活感が消え、快適で安らぐ空間に近づきます。
グリーンやお花を飾れば、つい長居したくなるようなトイレの完成! 家族も来客も癒されて元気になる、そんなすてきな空間になります。