●自分のことに忙しいと他人を気にする余裕がなくなる

未来につながることを想像する
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じつはビジネスで成功している人たちも同じようなことをおっしゃいる方が多いことに気づきました。私のメンターのみなさんも「やることが多いので他人のことを気にしていられない」と言われています。この人たちは忙しいです。仕事をたくさんやっています。だから他人にかまっていられないのですが、「それじゃあ、たくさん仕事をすればいいの?」ということではありません。少し整理してそのあたりのお話をしてみましょう。

 

「他人と比較する」をやめるために「自分のやることに集中する」「やることを増やす」ということなのですが、やみくもにそうすればいいということではありません。

まず最初に「やらされ感」がないことが必要です。会社員の場合は、上司から仕事を与えられます。この仕事があまり自分にとって好ましいものでない場合それは「やらされる仕事」になります。やらされる仕事が多くなるのは苦痛ですよね。なので、やらされ感が増やせば増やすほど逆に「他人との比較」も増えるかもしれません。ではどうするのか? これはコーチングでよく話をしているのですが、方法が2つあります。

 

●自分がやりたいこと、未来につながることを考えて行動する

1つ目は「どうせやらなきゃいけないのなら、いかに楽しめるかを探求する」というもの。仕事の中にはやっぱり「やりたくない仕事」もあります。でもそれを「やりたくないからやない」とはできないですよね。やっぱり自分の仕事はこなさないといけません。そこで「どうすればこの仕事を楽しめるのか?」を考える。そうすることによって、より集中することができますから、他のことをあまり考えることもなくなります。

 

2つ目は「どうすればこの仕事をやめられるか?」を考えることです。どうしてもその仕事が苦痛なのであれば、他の仕事を選択するのは当然のことです。ただ「嫌だからすぐに別の仕事に変わる」というわけにはいきませんよね。そこで、変えられる方法について検討してみるのです。当然リサーチも必要でしょう。そういった時間が増えるということは「やることが増える」ことでもあるので、状況は変わります。ちなみに私は、これをたくさんやっていた記憶があります。「この状況を変えるためには何をすればいいのか?」こればかり考えていました。そして思いついたことを実行してきました。

あともうひとつお伝えしたいのが、「今できること」にフォーカスしてください。できないことをやろうとすると、なかなかうまくいきませんし、しんどくもなります。

 

今の自分ができることで、「自分がやりたいこと」と「自分の未来につながること」を選択してやり続けてみましょう。やってみると意外とやることって多いのに気づくと思います。そして、そうなったときには「他人と比較して自分を責める」ということもしなくなると思います。

 

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