年末年始の忙しさもやっとひと段落。お正月に使用した年賀状やポチ袋は片づけましたか? 似たところで切手や封筒、宅急便の送り状などはどのように管理していますか? ライフオーガナイザーの尾花美奈子さんの収納例を教えてもらいました。

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手紙、切手、ハガキなどの無駄を出さない優しい収納

レターセットやハガキ、ポチ袋に宅急便の送り状。こういったアイテムは時々しか使わないけれど、必要なもの。中にはついつい増やしがちなものもあって、気づけば整理が必要になっていることがあります。
そこで今回は、わが家の収納をひとつの参考例として紹介したいと思います。

 

●書き損じや未使用のハガキは切手に交換がお得!

昔は市販の年賀状ファイルに収納していた年賀状。メールやSNSでの挨拶が増えるにつれ枚数が少なくなったので「そこまで手間をかける必要なはいだろう」と思い、今ではゴムでひとまとめにするだけです。
保管は「1年分」「3年分」など自分なりの基準を決め、古いものを処分していきます。ファイルから出す手間がないのでとてもラクです。

書き損じや余った未使用の年賀状は郵便局へ持って行って切手と交換します。たとえば63円の年賀状が10枚の場合は630円分の切手と交換できます。このとき1枚につき5円の手数料(10枚なら50円)がかかりますが、切手はゆうパックなどの料金の支払いに使えるので、交換せずにしまっておくのはもったいないですよ。

ハガキと切手

交換した切手や年賀状のお年玉くじで当たった切手は1枚ずつばらして、100円ショップなどの仕きりつきの小分けケースに金額別に収納しています。このようにしておくと、絵柄や金額によって使うときに選びやすくて便利です。

●使用済み切手は捨てずに集めて寄付へ

使用済み切手

年賀状に限らず、書き損じや未使用のハガキ、使用済みの切手は寄付することもできます。わが家では子どもが通う学校で寄付を募ることがあるので、普段からハガキサイズの透明の袋にまとめおき、寄付の募集がかかれば袋ごと子どもに渡します。今の時代に集められる数は少ないですが、学校全体となればそれなりの額になるのではとコツコツと集めています。

個人からの寄付としては、「世界の子どもにワクチンを 日本委員会」や「日本国際ボランティアセンター」などの団体が使用済切手を受けつけていて、海外の子どものワクチンや教育支援になるそうです。

 

●ポチ袋は使い道を限定されないデザインが無駄なし

ポチ袋は子どもが小さい頃は好きなアニメキャラクターのポチ袋を買っていましたが、余った分を翌年に使おうとすると同じ袋は嫌がるので使えませんでした。仕方がないので子どもにあげて遊びに使わせていましたが、無理矢理消費したようでもったいなく感じました。

ポチ袋

今はアニメ以外の絵柄を選び、余った分は習い事の集金などに使っています。友人にちょっとしたメッセージや立替金を渡すときにもいいのではないでしょうか。
使い道を限定されず多目的に使えるような絵柄を選ぶと消費しやすく無駄が出ず、収納的にもいいのではないかと思います。

 

●宅急便の送り状は使用頻度順に並べる

宅急便の送り状

宅急便の送り状は業者ごとや「発払い」「着払い」に分け、よく使う順に並べています。
このときにポイントが。送り相手の住所を年賀状で調べられることがあるので、送り状と年賀状を同じ場所かできるだけ近くに収納すると調べやすくなります。