"ネットニュース"をテーマにした、黒木華さん主演の木曜劇場『ゴシップ#彼女が知りたい本当の〇〇』が、今夜スタートします! 出演する、溝端淳平さんにドラマについてお聞きしました。
ネットニュース社会に「一石を投じる作品」。
溝端淳平さんインタビュー
大手出版社・クスノキ出版が運営するニュースサイト「カンフル NEWS」を舞台に、そこで働く者の仕事・生き方・恋愛をとおして、新時代の"人と人とのつながり"を描きます。完全オリジナルストーリーの社会派"風"お仕事エンターテインメントの本作で、「カンフル NEWS」の編集部員・根津道春を演じるのが、溝端淳平さん。
「僕自身、コロナ禍になってからネットニュースに触れる機会は、さらに増えた気がします。エンターテインメントの世界に身をおく僕らも、それらとどう向き合っていくか考えなければいけないと常日頃から思っていたので、そこに一石を投じる作品になるのでは、と考えています」
●人間くささとか、やるせなさみたいなものが出せればいい
「カンフル NEWS」は、放任主義の編集長をはじめ、取材を行わずに他社のニュースや記事、コメントなどをコピペしただけのいわゆる"コタツ記事"ばかりを発信するお気軽ウェブメディア。根津は、元週刊誌の記者で、おもにエンタメ系やインタビュー記事を担当しています。ひねくれていて口が悪い一方、口八丁手八丁で人を丸め込むのがうまい"人たらし"。そのためか、記事にPV(ページビュー)数が伸びそうな"あおりタイトル"をつけるのが得意、という役どころです。
「根津は、人間らしい心がまったくないわけではないんですけど、やる気もなく期待もされていないという立場で、"仕事だから"淡々と作業をこなしている男。ネットニュースに対して批判的な意見もありますが、世の中が求めているものをやっているという意味では、ほかの仕事と変わらないのかもしれません。好きなことをやって、やりがいもあって、人から感謝されて、なおかつそれで生活できるのがいちばん幸せなことですが、うまくはいかないものですよね。だから、根津にも人間くささとか、やるせなさみたいなものが出せればいいなと思います」
●人の思いや感情があるということを伝えたい
物語は、「カンフル NEWS」閉鎖の危機を救うべく、経理部から瀬古凛々子(黒木)が異動してくることから始まります。凛々子は、「PV数を伸ばす」という目的のために取材をし、記事をアップしていくなかで、世の中に必要とされていないと思っていたネットニュースの仕事を少しずつ意味のあるものに変えていきます。そんな凛々子のまっすぐな仕事ぶりと無垢な一面に触れるうちに、根津も記者としてのやりがいや自信を思い出していくことに。
「"ゴシップ"という言葉には、あまりポジティブなイメージはありませんが、もしかしたら別の真実があるかもしれないし、撮られる側と読む側の関係をプラスに変えられることもあるかもしれません。そこには、人の思いや感情があるということが伝わるドラマになればいいなと思っています」
木曜劇場『ゴシップ #彼女が知りたい本当の〇〇』
1月6日スタート
毎週木曜 夜10時(第1話は15分拡大)
フジテレビ系 全国ネット放送
公式サイト