●断捨離は筋トレと一緒。「選択力」と「決断力」を日々鍛える
すべての画像を見る(全5枚)「断捨離って大掃除のようなイメージでしたが、毎日続けることが大切だった」となとみさん。
やましたさん曰く、「片づけなきゃ、捨てなきゃという考えに縛られ過ぎるとストレスになりますが、毎日コツコツ筋トレすれば、トレーニングした分だけ筋肉がついてレベルアップするのと一緒。毎日少しずつ自分軸で考える“選択”と“決断”のトレーニングをしていると、今の自分に必要か必要じゃないかの見極める力がついていきます。
この力が育つと、モノだけじゃなくて、考え方や人間関係も本当に必要なモノだけ残して、あとは全部手放せるようになり、心と体もすっごく軽くなります。
メソッドやコツにとらわれずに、“好きなもの”と“ないと困るもの”だけを残して、好きなところから断捨離を始めてみましょう」
●断捨離を続けることは、小さな幸せの積み重ねのようなもの
最後に、断捨離で今後の暮らしが快適になるイメージを持てるようになったのでしょうか。
「将来についてまだ迷いや不安がいっぱいありますが、“幸せになりたい”という気持ちは“自分から逃げるな”ということでもあるのだと、最近思うようになりました。
自分軸で考え続けるのは、自分の人生を幸せにするための方法のひとつで、断捨離はその手段。人生に迷っているときこそ、断捨離をやってみると自分と向き合うことになります。そうして、自分が大切なものに気がつけば、本当に欲しいものもちゃんと手に入れることができる。私は頑張って稼いだお金も限りある時間も、自分の幸せのためにきちんと使おうと思いました」
子どもが独立して、残りの人生を考え始める50歳前後は断捨離のよいタイミングかもしれません。未来の幸せのために、まずは自分のスペースから断捨離をはじめてみませんか?