●断捨離は筋トレと一緒。「選択力」と「決断力」を日々鍛える

なとみさんのデスク
「必要なモノ」だけに囲まれた、現在のなとみさんのデスク
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「断捨離って大掃除のようなイメージでしたが、毎日続けることが大切だった」となとみさん。

やましたさん曰く、「片づけなきゃ、捨てなきゃという考えに縛られ過ぎるとストレスになりますが、毎日コツコツ筋トレすれば、トレーニングした分だけ筋肉がついてレベルアップするのと一緒。毎日少しずつ自分軸で考える“選択”と“決断”のトレーニングをしていると、今の自分に必要か必要じゃないかの見極める力がついていきます。

この力が育つと、モノだけじゃなくて、考え方や人間関係も本当に必要なモノだけ残して、あとは全部手放せるようになり、心と体もすっごく軽くなります。

メソッドやコツにとらわれずに、“好きなもの”と“ないと困るもの”だけを残して、好きなところから断捨離を始めてみましょう」

●断捨離を続けることは、小さな幸せの積み重ねのようなもの

最後に、断捨離で今後の暮らしが快適になるイメージを持てるようになったのでしょうか。

「将来についてまだ迷いや不安がいっぱいありますが、“幸せになりたい”という気持ちは“自分から逃げるな”ということでもあるのだと、最近思うようになりました。

自分軸で考え続けるのは、自分の人生を幸せにするための方法のひとつで、断捨離はその手段。人生に迷っているときこそ、断捨離をやってみると自分と向き合うことになります。そうして、自分が大切なものに気がつけば、本当に欲しいものもちゃんと手に入れることができる。私は頑張って稼いだお金も限りある時間も、自分の幸せのためにきちんと使おうと思いました」

 

子どもが独立して、残りの人生を考え始める50歳前後は断捨離のよいタイミングかもしれません。未来の幸せのために、まずは自分のスペースから断捨離をはじめてみませんか?

 

ものを捨てたら、暮らしが前向きに!自分と向き合えた、50歳の断捨離【漫画1話まるごと試し読み】

コミックエッセイ『1ヵ月でいらないモノ8割捨てられた! 私の断捨離』の著者・なとみみわさんの断捨離体験を、第1話と一緒にご紹介します。

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