●10年先も楽しめるように、自分らしい生き方を模索する
すべての画像を見る(全5枚)さらに、奥田先生は、10年先を見据えて今から心穏やかに過ごすことをすすめます。
「古代インドの思想では、50代は『林住期』(りんじゅうき)といいます。人生を幾つかの時期に分けると、25歳から50歳くらいまでは社会の中心になってバリバリ働き、家庭では大黒柱となる家住期。そして50歳くらいからは、その役目を終えて徐々に世俗から離れて自分の人生に向き合い、自分らしい生き方を追求していく林住期に入ります。
日本の場合は、定年となる60歳くらいが林住期かもしれませんね。ただ、50代ともなれば多くの人が、働く先の人生も徐々に見えてくるはず。『本当の自分らしい生き方をする林住期の準備をしよう』と視点を変えていくと、ポジティブに過ごせるのではないでしょうか」
自分のこれからの生き方を考える時期でもある50代。職場の第一線で働く時期を過ぎたとしても、考え方次第で楽しく生きていけるのではないでしょうか。