人生が100年だとすると、折返し地点にあたる50代。これからの暮らしについて、「お金のことは? 楽しく生きられるの?」などといった漠然とした不安を感じている人も多いのではないでしょうか。

そこで、50歳から本格的にミニマムな暮らしをスタートさせ、不安や心配ごととも上手につき合っているというカナダ在住のミニマリストでブロガーの筆子さんに、50代からの不安を手放すコツを教えてもらいました。

布団に女性
不安を手放す6つのコツ(※写真はイメージです)

50代からの不安を手放すコツ6つ

50歳を過ぎると、そろそろ老後のことが気になりだします。不安や心配ごとにさいなまれることもあるかもしれません。

定年後、社会との接点がなくなるのではないか、老後のお金がたりないのではないか、妻や夫に死なれて一人ぼっちになるのではないか、どんどん体が衰えるのではないか、など。

ですが、心配ばかりして今の生活を楽しめないのは、もったいないですよね。そこで、不安におしつぶされないコツを6つお伝えします。

●1.心配や不安をそのまま受け入れる

年をとって死んでいくのは、だれにとっても初めての体験です。心配になるのも無理はありません。まずは、その不安をそっくりそのまま受け入れてください。

心配や不安は、打ち消そうとしても消えませんし、打ち消そうとすればするほど、ふとした拍子にどーんと出てきて大きく落ち込んでしまいます。

人間は皆、年を取るのだから、老化はごく当たり前のこと。「あ、私の順番が回ってきたか」と、淡々と捉えるようにしてください。

●2.心配ごとを書き出す

頭の中だけで、心配していると、心配ごとがぐるぐると渦を巻き、不安が大きくなるばかりです。気がかりなことは、いったんすべて紙に書き出してみましょう。

メモ
筆子さんが不安を書き出しているメモ

書き出すだけで、かなり気持ちがスッキリしますよ。

この紙は取っておいて、あとで見返してください。心配していたけれど、案外大丈夫だったことがたくさん見つかると思います。

●3.コントロールできないことは心配しない

不安に思っていることのなかには、自分ではまったくコントロールできないものもあります。

何時間も心配したところで、結果が変わらない場合は、コントロールできないことなのです。たとえば、人の思考や行動、これから起こること、明日の天気など。

2番で書き出したリストから、コントロールできないことを見つけ、線を引っ張って消しましょう。心配しても仕方がないことに、体力や時間を使うのはもったいないですから。

●4.うだうだ考えるより行動する

鏡を見る女性
(※写真はイメージです)

心配ごとのなかには、ちょっとした行動で結果を変えられることもあります。その場合は、心配より行動をするようにしてください。

たとえば、あなたが年をとって顔にシワができることをすごく心配しているとしましょう。ですが、どんなに心配したところで老化はだれにも止めることができません。だから、この心配はするだけムダです。

ただ、顔のシワを減らすために、できることもあります。シワやたるみを取る整形手術を受けるとか、ヒアルロン酸やボトックスを注射してもらうとか。

「私、しわくちゃのおばあさんになるのかしら。いやねえ…」と思う時間を使って、手術を受けるためのお金をつくる算段をたてたほうが有益です。

私個人は、老化は自然なことだから、わざわざお金を出してシワを取るなんて、アホらしいと思ってしまうほうです。しかし、人の価値観はさまざま。

シワの出現を心配しているのなら、ぐずぐず心配する代わりに、その出現を遅らせるために、今の自分ができることにフォーカスしてください。

●5.目の前のことをゆっくりやってみる

お茶
(※写真はイメージです)

人はたいてい、これから起こることに対して、漠然とした不安をもっています。そんなときは、今やっていることに集中してみましょう。

これから起こることを心配するより、今の時間を充実させたほうが、人生の質があがります。

今やっていることに集中するために、わざとゆっくりやってみるといいですよ。おやつを食べながら心配ごとをしているのなら、ゆっくり食べてみると、食べることに集中できます。お茶を飲むときも同じです。ゆっくりやろうとすると、自然とやっていることに意識が向きます。

頭の中から心配ごとが消えないときは、今やっていることを超スローモーションで行ってください。

●6.心から楽しめることをする時間をもつ

1日5分でもいいので、大好きなことをする時間をつくってください。その時間は、心配ごとから開放されます。

編み物でも料理でも、楽器の演奏でも、ゴルフの素振りでもなんでもいいです。

私は、4年前から塗り絵を毎日15分ぐらいしていますが、とてもいい気分転換になっています。

塗り絵
筆子さんが楽しんでいる塗り絵

心配ごとが多い人は、ある意味、暇な人です。その暇な時間を、心配しすぎて自分を毒することに使うのではなく、もっと自分を楽しませることに使ってください。

生きている限り、心配や不安はついてまわるので、そういう気持ちとうまくつき合えるようになるといいですね。

脳の機能が衰えていると、ネガティブ思考になるので、健康的な生活を心がけるのもおすすめです。