事実は小説より奇なりとはよく言ったもので、普通に暮らしている人でも、ある日突然ドラマや映画に出てくるような思いがけない事態に見舞われてしまうことがあります。今回は、そんな奇妙な状況に陥った人たちのお話を漫画でつづっている、にちゃんさん(@nichan_comi)の作品をご紹介します。
恋は盲目?家もお金もないモラハラ彼氏の子どもを妊娠し…
すべての画像を見る(全9枚)気の合う女友達同士でお茶をしている席でのこと。友人のユナさん(仮名)に「彼氏が近くにいるから挨拶したい」と紹介されるという、よくあるシチュエーションからお話は始まります。ところが、穏やかな時間は束の間で…。
●紹介された友達の彼氏が半グレ男だった!
これはシンプルに逃げたくなりますよね。ひたすらわけのわからない起業の話やギャンブル自慢が続き、あげくせっかくの女子会に長居されるという想定外の事態に見舞われてしまいます。
ドン引きする友人たちの心配をよそに、半グレ男との交際を続けるユナさん。彼氏に「起業するのに必要」といわれて、たびたびお金を貸すようになっていきました。
●「起業」や「信用」という都合のいい言葉でモラハラしてくる
正社員とはいえ、普通の事務職でユナさんに経済的な余裕があるわけではありません。
しかし彼の「起業を応援する」と言ってしまったがばかりに、お金を貸し渋るとなぜか責め立てられてしまうのです。
この時点でだいぶ深そうな闇を感じますが、なんとこの彼氏、ユナさんの家に住み着いてしまうことに…。
●どうしてモラハラしてくる彼氏と同棲してしまったのか?
ユナさんの場合は、お金を貸していた彼氏から「家賃分を返すことができる」と言われたことが同棲のきっかけでした。
しょっちゅう家にいるし、一緒に住んだほうが生活費も浮くから経済的かも! という期待とは裏腹にこの決断が彼女を更に追い詰めることになってしまいます。
●彼氏と彼氏の後輩のお世話をしながら…。奇妙な3人暮らしの実態
ユナさんの彼氏は、半グレのなかではそこそこ名の通った人物だったそう。
ある日、家に帰ると、玄関に彼氏以外の人の靴が…。嫌な予感しかありませんよね。
なんと彼氏が自分の後輩を勝手にユナさんの家に住まわせることに決めたというのです。
後輩は最初こそ「時間があるときは家事もやります」と言っていたものの、そんな話はすぐ反故にされてしまいました。
気づけばフルタイムで働くユナさんが3人分の家事を請負うように。コメント欄では「目を覚まして! おかしいことに気づいて!」という声が上がっていきます。
でもこういうモラハラの被害の当事者になっている場合、なかなか自分の置かれている状況の異常さが見えなくなってしまうんですよね。こうして状況はさらに悪い方向へ。