●近所の人にマウントするために孫の面倒をみたい義母
すべての画像を見る(全5枚)12年ぶりの出産と育児に追われ忙しい毎日を送っていたある日のこと。「おふくろに赤ちゃんを預けてほしい」と唐突に旦那がきり出しました。
二女出産の際に会社を退職した私は当時専業主婦。とくに赤ちゃんを預ける理由はありません。
おかしいと思った私は旦那を問いただすと、なにやら怪しい動機が見え隠れしています。要するに近所の同年代のご婦人が頻繁に孫を預かっているから自分も孫の面倒をみたい、というのです。
近所の人にマウントを取るために孫の面倒をみたい…。私は前代未聞の理由に言葉を失いました。しかし私のお人よしと平和主義がムクムクと顔を出し、なにかあればお義母さんにお願いすると答えました。
初めて義母に孫の面倒をお願いした日、私は一週間ほど前から軽い乳腺炎を起こしていました。病院へ行くために1時間ほど娘をみてほしいとお願いすると、想像どおり二つ返事で快諾してくれました。
数日間発熱が続いていた私は体がだるく、オムツなど必要最低限の用意だけをして出かけました。そして病院に行った後に帰宅すると、なんだか義母の機嫌が思わしくありません。
気のせいかと思い気にも留めなかったのですが、夫の帰宅後「おふくろが怒っている。孫の面倒を頼むのにお茶も用意しなかったの?」と言われました。
喉が渇いたら冷蔵庫からお茶くらい出して飲めばいいのに…その前に二世帯住宅なんだから自分の家に行けばなにかあるだろ…と思いましたが、ことを荒立てたくなかった私は「ごめん」と短く謝りました。