日本では5組に1組が不妊に悩み、50万人近くが不妊治療を受けていると言われています。
イラストレーターのオヨネさんもかつて、その1人でした。
今回は、いよいよ始まった不妊治療についてです。
不妊治療は「タイミング療法」から!排卵日にあわせていたさねばならず…?
妊活を始めて数か月。
残念なことに毎月予定日にちゃんと生理が来るので、こりゃダメだ、とついに婦人科の門を叩きました。
妊活するとなると月に何度も通わないといけないケースがあるので、私は家と会社の間にある小さな病院に通うことにしました。
私が通っていた病院では、初めはタイミング療法(排卵時期を予測してそれに合わせて夫婦生活を行う)をすすめられました。
しかしそれがなかなかわれら夫婦にはヘビーな方法だったのです…。
●不妊治療にはお金がかかる!排卵日は逃したくない、けれども
すべての画像を見る(全7枚)月に1回がんばれればいい方のメガネ(夫)がこんな短期間に3回も…!
む、無理すぎる…干物になってしまうんじゃないか…?
かといって病院もタダではない。排卵周期を見極めるために月に何度も通わないといけません。
病院以外にもお金がかかります。
妊活するにはまず葉酸をとるといいと聞き、サプリを購入。
しかしずっと妊娠しないので、数年間葉酸を飲み続けることになったり、カフェインレスな生活を送ってみるもこちらもいつできるかわからないまま、ず~っとお高めのたんぽぽコーヒーをすすり続ける日々。
飲みの席でも「もしかして妊娠しているかもしれない…」と生理予定日少し前はノンアルにしたり…なんにでもすがりたかったので妊活に特化した鍼治療などにも通ったり。
…と地味にかさむお金と努力。
ここでメガネ(夫)にがんばっってもらわないと前に進めないし全部ムダになる。
そう思い、病院で先生に言われたことを伝えました。
メガネ(夫)は「がんばる…」と言ってくれたので「では早速、明日お願いします」と約束しました。
●とうとう排卵日!夫の第一声は「セルフでお願いします」
次の日、メガネ(夫)は仕事が長引き、とても遅く帰ってきました。
今は違う職についていますが当時はブラック企業に勤めており、寝不足でボロボロ、なんてこともよくあったのです。
なかなかお疲れのところ言いにくいですが、こちらもお金と時間、労力もかけてのやっと月1回の排卵日。
ダメもとで勇気を振り絞って聞いてみることに。
するとメガネ(夫)、驚きの言葉を口にしました。
セルフ…。
セルフサービス…?
待ってました!
ってなるか~い!
ファミレスか。
お前はドリンクバーか。
おかわりし放題かなんかか!
おかわりもらえるならほしいところだけど。
なんとメガネ(夫)、ものすごい疲労で夫婦生活がセルフサービス化したのです。
疲れているのはわかるけど…。
申し訳ないとも思っている…でもなぁ(笑)。
「子どもは愛の結晶!」というのはうちではファンタジーのようです。
拒まれないだけよかったのか?
もちろんいただけるものはいただきましたが、そんなサービスではなかなか成果も出ず。
案の定また生理予定日にバッチリ生理が来たのでした。
当時、メガネ(夫)のブラック企業勤めのストレスは本当に大変そうでした。
それも妊活がうまくいかない原因のひとつだったのではないかと今もずっと思っています。