東日本大震災から10年。あなたの家の災害への備えは大丈夫ですか?
家にあるものを上手に使えば、特別な準備をしていなくても自宅避難に備えられます。
東日本大震災を経験した防災士でイラストレーターのアベナオミさんに、家にあるもので災害時を乗りきる超・実用的アイデアを教えてもらいました
避難できる体制を整えつつ、在宅避難になったときの心構えを!
すべての画像を見る(全4枚)小さな子どもを抱え東日本大震災で被災したイラストレターのアベナオミさん。“おうち防災”の心得をきいてみると「避難所不足で避難できないこともあるので、どの家庭も在宅避難準備は必要ですが、いつ起こるかわからない災害への対策は息ぎれしがち。無理なく備えましょう」とのこと。
そこで、家にあるもので自宅避難にそなえるアイデアを早速ご紹介します。
●ガス・電気がストップしてもカセットコンロがあれば料理ができる!
ガスや電気が止まるとレトルト食品ひとつ温められないので、カセットコンロは備えておくのがベスト。
「料理はもちろん、冬だと洗顔や洗髪もお湯がないと厳しいので、日常使い用のお湯を沸かすのにも重宝しますよ」
●ラバーバスケットがあれば洗濯や洗髪はもちろん赤ちゃんの沐浴もできる!
ゴム製のやわらかいバスケットもあると便利なアイテム。
「洗髪や洗濯のほか沐浴にも使えて便利。たらいより柔らかくて扱いやすく見た目もかわいいので、普段はオモチャ入れや掃除用具入れにすれば収納場所も取りません」
●ソーラーライトは急な停電にも対応
暗くなると自動点灯するガーデニング用ソーラーライトがあれば、急に停電しても安心。
「電池もいらないソーラーライトなら、すぐに照明代わりに。一軒家なら庭、マンションならベランダのプランターに普段から設置しておきましょう」
ESSE4月号では、紹介したアイテム以外で家にあるもので災害に備える”おうち防災”のアイデアをたっぷり紹介。慌てて防災グッズを買いあさらなくてもOK! 非常食など最新の防災グッズも紹介しているので、震災から10年の区切りの今、ぜひチェックしてみてください。