子どもの誕生日や卒業・入学のお祝いなど、季節ごとのイベントは大事にしたいもの。せっかくのハレの日、楽しい思い出をつくりたいですよね。そこで、パーティースタイリストで部屋の飾りつけなどに詳しい浦岡裕子さんに、ハレの日をいつもより楽しめる、簡単なアイデアを教えてもらいました。
忙しい人でも楽しめる!子どものお祝いの日の準備のコツ
すべての画像を見る(全3枚)せっかくの誕生日や季節行事をお祝いする日は、いつもよりちょっと頑張ったメニューをつくったり、飾りつけをしたり、記念写真を残したりとバタバタしがち。思いどおりのタイムスケジュールにならないと、せっかくのハレの日も台無しです。
ストレスなくスムーズに迎えるポイントは3つ! これさえ押さえておけば大丈夫。さっそく紹介します。
●ポイント1 お祝いをする時間帯は夜ではなくお昼に
お昼に開催するメリットは、“時間と料理の準備に余裕ができる”ということ。お子さんがいるご家庭のタイムスケジュールは夕方からが戦い! という方も多いと思います。夕飯を食べ、お風呂に入れ、歯みがきをして寝かしつけて…とあわただしくなるのが夕方。そこにお祝いの時間をもってくるとどうしても時間が押しがち。昼間に行うことで就寝までに時間に余裕ができます。
また夕食時に開くお祝いはどうしても料理のメニューを豪華に品数も多く…と考えがち。昼間の開催ならランチの時間にあたるので、そんなにはりきったメニューをつくらなくてもいいかなという気持ちになるので、ストレスも減ります。
さらにお昼に行うことで“自然光”があるというメリットも。自然光とは太陽光や月光など自然に由来する光のこと。とくに日中の太陽光のもとで撮る写真は照明なしでも明るくきれいに仕上がることが多いです。
誕生日は暗い部屋でろうそくを灯して…というシーンをよく見かけますが、記念の写真を簡単にきれいに残したいと思うのであれば、自然光の力を借りるのがいちばんです!
●ポイント2 午前中は家族に出かけてもらう
なにより大変なのがお祝いの準備です。準備中にトイレに行きたいと言われ中断、普段使っていなくてしまいこんだオモチャをこういうときに限って出してくれと言われ中断、そしてオモチャで部屋がぐちゃぐちゃに荒れていく…。こんなバタバタのなかで、いつもと違うことを準備していこうとなると本当に大変です。
準備する人が家でひとりになれるよう、可能であれば夫やパートナーにお子さんを外に連れ出してもらうのがいいでしょう。買い出しをお願いすれば一石二鳥。
たとえば誕生日なら、バースデーケーキを11時30分くらいに予約しておくと、公園や図書館でひととおり楽しんだあとにケーキを取りに行ってもらって、昼に帰宅。
家にいる人は、その間に料理やテーブルセッティングし、家族が帰宅したら誕生日会をスタート、という流れです。もし飾りつけを子どもに喜んでもらいたい場合は、前日の夜に仕込んでおきましょう。朝起きたら「わー!」と喜んでくれますよ。
●ポイント3 まず最初に写真タイム!手にはつまめるお菓子を
誕生会やクリスマス会など食べ始めると、テーブルと部屋はどんどん散らかっていきます。せっかくならきれいな状態で記念写真を撮りたいですよね。そのためにはまず最初に写真を撮って、あとは自由に食べよう! というスタイルですと、ストレスがなく気持ちよく過ごせます。
午前中に外出して遊んできた場合、子どもはおなかがすいているので、つまめるお菓子をテーブルに置いておくと写真を撮るときに子どもも機嫌が保てますし、お菓子をつまむシーンもかわいく撮れるので、そんな小道具を準備するのを忘れずに。
せっかくのおめでたい日は、笑顔で過ごしたいですよね。これまでのやり方にちょっと工夫を加え、負担を減らしてぜひ楽しく過ごしてくださいね。