フジテレビ「ノンストップ!」のコーナー「ノンストップ! ESSE」。プロデューサーの吾妻聖子さんに、コーナーの裏側を紹介してもらいます。
今回は「笠原の眼」で紹介した、油揚げの油抜きの正しい方法についてレポートしてもらいました。
ノンストップ!のクイズ「笠原の眼」が大好評です
二度目の緊急事態宣言下ですが、ノンストップは変わらず稼働しています。さて、昨年の10月から「おかず道場」のコーナーの中で始まった「笠原の眼」。ご覧いただいてますでしょうか?
これがなかなか好評で、「勉強になる!」とうれしい声をいただいております。今日は、その笠原の眼から、私がヘェ~と思った回をご紹介します。
テーマは「油揚げ」! 万能な食材ですよね。焼いておかかとしょうゆをかけるだけでも1品になるし、細かくカットしてカリカリにしたら、サラダなんかのアクセントにもなります。おみそ汁や、お鍋なんかにも一役買ってくれて、冷蔵庫にあってよし! な食材です。
私は、2枚組で買って、1枚をよく冷凍します。これ、使いたいときに使えて便利ですよ!
●油揚げの油抜きの正しい方法
さて、この日の笠原の眼は、「油揚げの油抜き」についてです。熱湯をかけたり、くぐらせたりする、あのひと手間ですね。でも、笠原さんに言わせると「なんでもかんでも油抜きする必要はない!」んだそうです。そこでスタジオではクイズを出題しました。
【問題】 「次の3つの中で1つだけ油抜きが必要です。それは一体どれでしょう。A:おいなりさん B:炊き込みご飯 C:おみそ汁」
皆さんわかりますか? これ、正解は「A:おいなりさん」。なんと、それ以外は油抜きは必要ないんです!
おいなりさんと、炊き込みご飯・おみそ汁の違いは、味を染み込ませるかどうか。つまり、油を抜くということは、油の代わりに別のものを入れたい(染み込ませたい)とき、なんだそうです。
●炊き込みご飯やおみそ汁では、油抜き不要
おみそ汁や炊き込みご飯では、油も含めてだし代わりになるので、そのまま入れるのが正解なんだとか。これは、厚揚げも同じみたいです。
カリッと焼いて食べるときは、もちろん油抜きなんて必要ないんです。煮含めて、味を染み込ませたいときだけ油抜きをすればいいそうです。炊き込みご飯やおみそ汁のときに、油抜きをやってしまうと、油揚げに含まれたせっかくのうま味が減ってしまうんだそうです。
私は、これはびっくりでした。油揚げって、結構脂っこいから、絶対に油抜きしないとダメなんだと思っていました。おみそ汁に入れるときも、さっと熱湯をかけていました。でも、それで、うま味を逃していたなんて! 悔しい!!
「お料理にはひと手間」とよく言いますが、その意味を理解することってとっても大切ですね。私は今までやっていた、油抜きに使った時間を返してほしいと思ってしまいました(笑)。
ひと手間はなんでもかければいいと言うものではないですね! これからはその意味を考えて、必要なときだけ、手間をかけようと心に誓いました。