主婦業のかたわらエッセイストとしても活動する若松美穂さんが、楽しく、豊かに暮らすためのさまざまな工夫をつづります。
巣ごもりの単調な生活に少しの刺激を
家にこもると、どうしても生活が単調になりますよね。
だからといって、新しいものを購入すればものは増えますし、出費も増える。
…ということで、今、少しだけ自分に刺激を与えつつできること、私が実際にしていることを書いてみようと思います。
●雑誌の整理
すべての画像を見る(全4枚)もともとあまり雑誌類を多くキープする方ではないのですが、それでも、もう一度ゆっくり読もうと取って置いた雑誌を、今は整理を兼ねて楽しんでいます。
読んでみると、「このお料理できるかも・やってみよう」と思うもの、『発見!』という生活のアイデアに出会ったりもして、役に立っています。
今後も使える…と思った記事だけクリアファイルに1個分と決め、ほかは処分しました。
●家計の確認
普段と異なる生活をしているからこそわかる、お金の流れはありませんか。
以前はすごくかかっていたのに、今はかかっていないもの、その逆も、確認できるチャンスかもしれませんね。
今後、収入や生活が大きく変わることも考えられる場合は、今こそ、見直しや家族での話し合いも必要なのかもしれません。
●衣類の整理
ちょうど季節の変わり目でもありますし、衣類の整理にはもってこいです。
外出が多いときと、こうして家で過ごす時間が長いときとの両方を経験すると、どちらでも出番の少ない=いらない衣類が明確になるのではないでしょうか。
出かけられるようになったら、できた場所に新しい衣類を増やす楽しみができますよ。
●家族の本を借りる
新しいものを買わなくても、家族の本や漫画、旅行雑誌等はありませんか?
自分にはない価値観なので、初めは慣れない感じもするのですが、案外、夫のビジネス書や子どもの漫画からも得られることもあるものです。
単純に楽しい…でも充分ですよね。
私は、自分は行ったことがないのだけれど、家族が行ったことのある場所の旅行情報誌などをみて楽しんでいます。
ついでに、「ここどうだった? どこがおすすめ?」なんて聞いたりもして…。次にどこに行こうか、その地域ならここへ! 期待がふくらみます。
●家族の好きな音楽や動画配信サービスを教えてもらう
せっかく一緒にいるから、彼らの好きな音楽や映像を流してもらっています。
バンド名は? この曲、いい感じ…。なんていう番組? この人はどんな人?
いつもなら不在がちの家族のことを、今は知ることができるチャンス、自分の新たな好みや楽しみを増やすチャンスなのかもしれません。
今できることをしておくと、今後の生活に役に立つこともあるのかもしれません。
【若松美穂(わかまつみほ)】
お金をかけずにセンスと工夫でおしゃれに暮らすカリスマ主婦読者として、生活情報誌『ESSE』や『サンキュ!』などで紹介され人気者に。2011年、心理カウンセラーの資格を取得。主婦業のかたわら、エッセイストとしての執筆活動のほか、講演、各メディアへの出演など多方面で活躍。夫と娘2人、母親の5人家族。埼玉県在住。公式サイト「
“いま”と“みらい”のへや」にて最新情報を更新中