片づけても片づけても、すぐに散らかってしまう…。そんなときは片づけの仕組みを見直しが必要かもしれません。
「わが家はどれだけ散らかっても3分ほどでサクッと元どおりになり、掃除まで完了します」と笑顔で話すのは整理収納アドバイザーの平野えりさん。迷わず・疲れずに片づけられる仕組みを、達人に教わりました。
お掃除までラクラク!3分リセットの3ステップ
自宅は70平方メートルで収納スペースも少なめなので、リビングやダイニングは散らかりがちという平野さん宅。ですが、「3分あれば片づくので大丈夫!」と余裕たっぷり。使う場所としまう場所を近くにして、ものの定位置決めを徹底するだけで、驚くほど毎日がラクになったのだそう。
まずは、3分間で片づけを完了するために、守るべき手順を教えてもらいました。
●STEP1:ゴミを捨てる
片づけ途中で汚れが広がるのを防いで、効率よく作業を進めるために、まずはゴミを捨て、しまうものだけを残すことからスタート。
「ゴミ箱や袋を持って歩き、放り込んでいきます」
●STEP2:「部屋のもの」、「それ以外」に分け定位置にしまう
次に、散らばったものを分類、手が届く場所から順に所定の位置に戻していきます。別の部屋のものは最後に移動。
「最短ルートで動ける仕組みをつくれば、時間も労力もセーブできます」
●STEP3:ささっとお掃除
すべてのものを収納し終わったら、フローリングワイパーなどで掃除。
「掃除も片づけの一部。部屋がきれいにリセットされると、達成感があり、次の片づけもやる気がアップします」
ごちゃつきがちなテレビ回りは、ものの定位置を決めてすっきり
電子機器なども多く散らかりがちなテレビ回りにも、片づく工夫がたくさん。すっきりしているから掃除もしやすく、ホコリが溜まりません。
●リモコンはまとめてテレビ横の透明ラックに
無印良品のアクリルラックをテレビ横にセットしてリモコン置きにしたら、迷子率がゼロに。
「斜めにしまえて出し入れしやすいのがポイント。見事、定位置化に成功しました」
●家族で遊ぶゲームは、すぐにしまえるテレビ台の引き出しに
引き出しの中はキッチリせず、とりあえず入れておけばOKのルールに。
「出しっぱなしが減るだけでなく、『ちょっと遊ぼう』と家族のコミュニケーションにも一役買っています」
掃除グッズが手に取りやすいから、いつも清潔に!
掃除グッズはあえてしまいこまず、インテリアになじむものを出しっぱなしに。掃除を始めるハードルを下げることで、よりラクに清潔をキープできます。
●掃除グッズはしまい込まず、すぐ手に取れる場所に
フローリングワイパーやハンディモップはインテリアになじむものをチョイス。
「観葉植物の陰やテレビの裏側など、目立たない場所に常備しておけば、さっと掃除がスタートできます!」