上野動物園で生まれたジャイアントパンダのシャンシャン。来月6月12日には、ついに1歳の誕生日を迎えます。
その愛くるしい姿が連日ニュースになり、観覧するための整理券に行列ができるなど、日本じゅうでシャンシャンフィーバーが巻き起こっています。

そんなシャンシャンの姿を、2月23日から毎日撮り続けているのが、写真家の叶悠眞さんです。

シャンシャン
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シャンシャンを毎日撮り続けて約100日!魅力と観覧するときのコツ

叶さんは、これまで航空写真を中心に活躍しており、とくに動物の写真を専門にしているわけではなかったそうです。
「シャンシャンを初めて見たのが2月21日。その日は、たまたま時間があいてしまったために、シャンシャンに会いに上野動物園に行きました」

2時間並び、ようやく会えたシャンシャンは、室内に備えられた木の上でぐっすりと寝ていたそう。
「どうしても顔を見たくて翌日22日もシャンシャンに会いに行きましたが、やっぱり同じスタイルで寝ていました。『シャンシャン、ちょっとだけお顔を見せて』という思いで、さらに23日にチャレンジしたんです」

シャンシャン

初めて撮影に成功した、2月23日の写真がこちら。
「キュートでとっても愛くるしい笑顔で迎えてくれました。この写真がシャンシャンを追いかける原点となりました」

それから毎日、上野動物園に通うようになったという叶さん。毎日撮影しているからこその、「観覧の裏ワザ」も。

「昼過ぎまで寝ていることが多いです。13時頃からうろうろし、14時過ぎにはまた寝てしまうので、観覧するならその間を狙うといいでしょう」

さらに閉館間際にすべり込むのも手だそう。
「16時を過ぎると、宿舎を掃除し、シンシン、シャンシャンの順番に入れます。寝ているシャンシャンが必ず起きるので、穴場の時間帯と言えると思います」

ここでは叶さんご自身に、これまで撮りためた写真のなかから、とくに思い出深い5枚を選んでいただきました。

●3月8日 泥だらけでも元気いっぱい!

泥だらけ

「最高気温7度、冷たい雨がザーザー降る寒い一日でした。シャンシャンはびしょ濡れで全身泥だらけですが、元気いっぱい。『お外で遊びたいよ~っ』という声が聞こえてきそうです」

●4月15日 とってもご機嫌なシャンシャン

ご機嫌なシャンシャン

座った姿が愛くるしいシャンシャン。
「この日はご機嫌で、写真もたくさん撮らせてくれました」

●4月25日 雨のなかでも大盛況

雨のなかでも大盛況

この日は朝から本降りの雨。
「横殴りの雨にも負けず、大勢のお客さんがつめかけていました。私もカッパ雨具で完全防備です。傘の合間から撮影しましたが、それでもシャンシャンは、ぐっすりとおねんねの時間でした」

●4月26日 新緑バックのシャンシャン

新緑バックのシャンシャン

前日の雨も上がり、春日和に。背景の新緑に、シャンシャンの白黒が映えています。
「オモチャ代わりの葉っぱを、クチャクチャと噛んで遊んでいました」

●5月25日 「ママ~起きて!」?

ママ~起きて!

お母さんのシンシンとじゃれているシャンシャン。
「『ママ、起きてよ〜』なんて話しかけているのかもしれませんね」

ESSEonlineでは、シャンシャンの1歳の誕生日を記念して、6月4日の週から、叶さんがこれまで撮影したシャンシャンの写真からお蔵出しを掲載し、誕生日までカウントダウンしていく予定です(平日のみ)。どうぞお楽しみに。

【叶悠眞さん】

写真家。8月30日より、東京・北千住駅西口マルイ11F「シアター1010・ギャラリーA」にて、シャンシャンをはじめとする子パンダ写真展を開催予定