台湾は日本から飛行機で約3時間、気軽に行ける海外として、近年ますます注目を集めています。
そんな台湾に住むライターのCAMさんが、旅行者に絶対訪れてほしいという、リーズナブルで本格的なお土産が買える、今おすすめのスポットを紹介してくれました。
香りも味わいもさまざまな「台湾茶」が女性に大人気!
JATA(日本旅行業協会)が発表した、今年の「ゴールデンウィークの旅行先人気ランキング」によると、海外の1位は台湾となりました。
そんな台湾の定番土産といえば、クッキー生地の中にたっぷりのパイナップルあんを閉じ込めたパイナップルケーキや、台湾産マンゴーを楽しめるドライマンゴーなどが人気です。なかでもとくに女性にウケているのが「台湾茶」です。
近年ブームの兆しで、日本でも台湾茶が楽しめる“茶芸館カフェ”なども増えていますが、本場の台湾茶は、値段も日本で購入するよりうんとリーズナブル!
●おすすめの台湾茶問屋「林茂森茶行(リンマオセンチャハン)」
台北にはたくさんお茶屋さんがありますが、とくにおすすめのお店は「林茂森茶行(リンマオセンチャハン)」。歴史ある乾物問屋街、迪化街(ディーファージエ)からほど近い場所にあり、130年以上もの歴史をもつ老舗です。
本来卸しが専門のお茶問屋ですが、量り売りで一般の人でも購入できます。問屋から直接購入できるため、一般的なお茶屋さんよりリーズナブルな価格で、良質な台湾茶が購入できるんです。
台湾茶とひと口に言っても発酵や焙煎の具合、産地によってさまざまな種類があります。
海抜1500m級の山々で育ち、さわやかな苦味と甘い香りで人気の「高山茶(ガオサンチャ)」や、ウンカという虫に一度茶葉を噛ませることで甘味を生み出す「東方美人茶(ドンファンメイレンチャ)」などは、代表的な台湾茶です。
種類によって味わいや香りもまったく異なるので、いろんな種類を買って、気分によって使い分けるのも楽しいですよ。
私のおすすめは、台北の文山エリアで採れる「文山包種茶(ウェンサンバオゾンチャ)」。
発酵度が低くさわやかな苦味が特徴で、口にふくむと、ふわりと甘味も広がります。150g分購入して250元(約930円)でした。
ここでは茶器の販売も行っており、カラフルでおしゃれなものがそろっています。
お茶のいれ方もしっかり教えてもらえるので、茶葉と一緒に購入すれば日本でも本格的に台湾茶を楽しめますよ。
日本語が堪能な店員さんがいるのも安心のポイント。
店内にずらりと並ぶお茶の缶から気になるお茶の香りをかがせてくれたり、産地や味わいについてしっかり説明してくれます。
缶のフタに書かれた表示は1斤(600g)あたりの料金ですが、150g、300gでの購入も可能です。
同じ品種でも茶葉のランクによって価格が変わります。お店の方と相談しながらじっくり選んでみてください。
林茂森茶行は、台北のお土産購入スポットとして人気のスーパーマーケット「家樂福(カルフール)重慶店」からも近く、あわせて訪れれば、いろいろなお土産を一度に購入できるのもポイントです。
台北旅行で台湾茶のお土産を探している方は、ぜひ林茂森茶行を訪れてみてはいかがでしょうか?