メーカーから次々と新商品が発売されて、今、ブームになっている大人向けの粉ミルク。乳幼児用の商品と、はたしてどこが異なるのでしょうか? ESSE編集部が探ってみました。あわせて、おいしく飲む方法もご紹介。

大人の粉ミルク
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体にいいとブームに!大人の粉ミルクをおいしく飲むアイデア

「大人向けの粉ミルクは、ビタミン、ミネラル、タンパク質などの量が成人に合わせてつくられています。脂質は控えめで、不足しがちな栄養を効率的にとれるので、食事量が減った年配の方はもちろん、忙しく食生活が偏りがちな30~40代の方にもぴったりです」

そう教えてくれたのは、雪印ビーンスターク社・商品開発部の河内慶子さん。母乳だけで育つ乳児と違って、大人は食事からも栄養をとっているため、そもそも商品設計が異なるそう。大人に不足しがちなカルシウムやマグネシウム、亜鉛がラクに補えることが特長に。鉄分は牛乳よりも多く含まれています。
各メーカーのさまざまな商品にもよりますが、摂取量の目安は1日大さじ3杯程度。そうした手軽さもあってか、とくに50~60代、またはその上の年齢層の方が購入しているそう。

おすすめのとり方はありますか?

「水やお湯に溶かして飲めばOKですが、熱湯で溶かすとダマになるので注意が必要です。試してほしいのが、ヨーグルトに混ぜること。酸味がまろやかになり、練乳を入れたような優しい甘さになりますよ」
ちなみに、オレンジジュースに入れるとフルーツ牛乳のような味わいに。コンソメスープにたせば、簡単にミルクスープができあがります。

「卵や調味料と混ぜて焼いてスクランブルエッグ風にしてパンにのせたり、スムージーに加えたりするのもおすすめ。適当にすませがちな朝食の栄養補給に最適です。みそ汁に入れても、味がマイルドになり意外とおいしいですよ」

牛乳を入れて違和感のないものなら、意外になんでもいけるかも!?