入園・入学・就職など、春は新しい生活がスタートする季節。朝、家を出る時間が早くなったり、帰りが遅くなったりと、生活時間が大きく変わる方も多いのでは?
そうなると忙しくなるのが、朝食やお弁当づくり、夕食の準備やあと片づけ。バタバタしているとキッチンに立つ時間も長くなりがちです。そこで、100円グッズを使って、少しでもラクにしてみませんか?

調理中の手間が省ける100円グッズ3選

頼れる100円グッズを教えてくれたのは、思考や空間を整えるプロ、ライフオーガナイザーの佐藤美香さん。自宅で実践しているアイデアを解説してくれました。

1.ファイルボックスを有効活用!穴を使って便利に収納

書類を入れるためのファイルボックス。プラスチック製のものが多く、今ではキッチンや洗面所の水回りの収納に利用する人も。
「ファイルボックスは、無駄なスペースができない直線的な形が収納に向いています。収納する場所や収納するものによっては、底がすぼまっているものが使いやすい場合も。たとえば、つり戸棚などに置きたい場合、下部が少し細くなっているものの方がつかみやすく、出し入れしやすいんです。選ぶ際に参考にしてくださいね」

つり戸棚
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また、持ち手用の穴があいているデザインだと、排水口ネットやビニール袋などの収納にとても便利。
「わが家では、排水口ネットとラッピング用の柄が入ったビニールなどを収納しているのですが、前の穴から排水口ネット、横の穴からビニール袋を取り出せるようにしています」

横の穴からビニール袋を取り出せるように

「排水口ネットは、上を切り落とした牛乳パックに入れることで、ボックスの中がゴチャつくのを防止。手が濡れてても、まわりを濡らすことなく排水口ネットだけを取れますし、ビニール袋の入った箱を出し入れする必要もありません」

2.ビニール袋はつり戸棚の扉裏が使いやすい

ビニール袋はつり戸棚の扉裏が使いやすい

食材の保存や調理など、なにかと出番の多いビニール袋。出し入れしやすく、かつ調理スペースの邪魔にならない、つり戸棚の扉裏を利用してみませんか?
「手が届きやすい位置に、ビニール収納用ボックスをはりつけるだけ。本来は、上側に袋を引き抜く仕様ですが、下から袋が取れるように、逆向きにはるのがコツ。使いたいときに、サッと取れて便利です」

3.レシピは汚れにくいレンジフードへ

レシピは汚れにくいレンジフードへ

調理をする際に見たいお料理レシピ。スタンドタイプのものもありますが、調理台を広く使いたい方は、レンジフードを利用するのがおすすめです。
「マグネットタイプのクリップに、レシピを挟んでおけば、調理スペースの邪魔にならずに、レシピを見ることができて便利です。スタンドタイプより、水や油でレシピが汚れにくいのもいいんです」
なお、レンジ回りは火を使う場所なので、設置には十分にご注意を。

毎日慌しく家事をこなす人にとって、「片手で取れる」「動かずにすむ」「濡れた手でも大丈夫」など、1つアクションが減るだけでも効果は大きいもの。身近なアイテムを使って、少しでも家事がラクになればうれしいですね。