居心地がよくてホッとできる…そんなオフィスづくりが、最近話題になっています。働く人の士気を高めるために、会社側はあの手この手で楽しい空間を演出。ゲームやゆったりしたソファを置くなど、さまざまな工夫をしています。なかでも今よく見られるのは、食堂を備えたオフィスではないでしょうか。
すべての画像を見る(全5枚)おいしいものを食べれば、自然と士気が上がります
東京・渋谷区にある細山田デザイン事務所は、料理やライフスタイルの本を手がけるデザイン会社。約20人のスタッフが、夜まで残って作業をする日も多く、毎日の夕食を社員食堂で共にしています。
たくさんの「おいしい本」をこの世に出しているデザイン事務所だけに、料理も本格的。店と変わらない業務用のキッチンを設けた食堂では、日替わりで3人の料理家が調理を担当しています。メニューには旬の食材が使われ、栄養バランスもしっかり。
●大皿にどーん!で歓声があがる「サトイモのみそドリア」
料理家・夏井景子さんの「サトイモのみそドリア」は大人気メニューのひとつ。「次はいつ?」とのリクエストがあとを絶たないそう。
大皿にどーんと盛ったドリアの登場とともに、食堂ではいつも歓声があがります。ホワイトソースとみそがとても合っていて、あつあつとろとろ。
<サトイモのみそドリアのつくり方>
(1) サトイモは蒸して皮をむき、食べやすい大きさに切る
(2) フライパンにオリーブオイルをひき、タマネギの薄切りを炒める。しんなりしたら、白ワイン50㏄とほぐしたシメジを加え、香りを出すように炒める
(3) 次にホワイトソースをつくる。鍋にバター30gを熱し、溶けたら小麦粉30gを入れて炒める。しゅわしゅわとしてきたら人肌に温めた牛乳400ccを少しずつ加え、焦げないように、泡立て器で混ぜながらとろみを出す。白みそ大さじ1/2、タイム、コショウで味をととのえる
(4) 耐熱皿にオリーブオイルを塗り、(3)のホワイトソース→ご飯→ホワイトソース→サトイモとシメジ→ホワイトソース→ミックスチーズの順に重ねる
(5) 220°Cのオーブンで15分ほど焼く
●白いご飯がすすむ「豚キムチチゲ」
手づくりのキムチをぜいたくに使った「豚キムチチゲ」も評判です。自家製キムチのワークショップも主宰しているという夏井さん。白いご飯がよく合う、元気が出るメニューです!
<豚キムチチゲのつくり方>
(1) 鍋にゴマ油を入れて熱し、豚バラ薄切り肉を炒める
(2) 肉の色が変わったら、ざく切りにした白菜のキムチとニラ、食べやすい大きさに切った豆腐または厚揚げを入れて炒め、酒、水を加えて煮込む
(3) きび砂糖、みそ、コチュジャンで味つけをして、ざく切りの春菊とすりゴマを加えてさっと煮る
今回紹介した夕飯メニューは、
(セブン&アイ出版刊)にも掲載されています。日本一(!?)おいしいデザイン事務所の雰囲気を知ってみたい人は、チェックしてみてはいかがでしょうか。