和食のいただき方には、様々なしきたりがありますよね。以前、焼き魚の食べ方について(リンク貼って)説明しましたが、今回取り上げるのは煮魚。カレイの煮つけの、本当に正しい食べ方を紹介します。煮つけの定番であるカレイの特徴は小骨の多いところ。いただき方をマスターすれば、ほかの煮魚でもテクニックが応用できますよ!

スマートに食べるコツは、裏返さないこと&骨の処理

カレイの煮つけ
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1.背骨から尻尾に向けて箸で切り目を入れる

 まずは、上の半身から。背骨に沿って頭から尻尾に向け、箸で切れ目を入れます。箸を強く押しすぎると、背骨がつぶれてしまうので、皮の表面を軽くすべらせるように動かします。

カレイの煮つけ
骨の処理がポイント

2.縁側から背骨側の身を丁寧にはがす

 縁側の切り目が入った部分から背骨側に箸ですくうように持ち上げると身がきれいにはがれます。複数でシェアする場合は、この段階で取り分けると身がくずれずに美しく分けられます。

カレイの煮つけ

3.背骨を取り外して下の半身を食べる

 上の半身を食べ終えたら、背骨を外して、下の半身へ。ここで裏返すのはマナー違反です。縁側を切り離してから、背骨を外すとスムーズ。縁側は皮ごと口に含み、身を吸ったら、小骨を出しましょう。

カレイの煮つけ