輪郭がもったりしてきた、ほうれい線が気になる、二重あご…それらはすべて顔にたまった老廃物が原因かも。
「顔に老廃物がたまるとその重さで頬が落ち、輪郭がたるみます。放っておくとあごの下に皮下脂肪がたまり、二重あごに。さらに年齢を重ねるにつれ、新陳代謝が落ちると、老廃物がしこりのようにかたくなってしまうんです」と人気エステティシャンの上田実絵子さん。
上田さんが考案したマッサージは、その老廃物を手指でつぶして小さくし、リンパ節に流し込んで体外へ排出させる、という方法。行うときのポイントは、摩擦を避けるため乳液かクリームを塗ってすべりをよくすること、イタ気持ちいいくらいの強い圧をかけること、1つのマッサージはそれぞれ5回ずつを目安に、ほんわかと温まるまで行うこと、そして毎日続けること。
「簡単な方法ですから、すぐに覚えられます。覚えれば、いつでもどこでもできちゃいます。忙しいときは、テレビを観ているときや家事の合間などに気になるところを触るだけでも違ってきますよ」
上田さん考案の簡単マッサージで、さっそく美魔女を目指しましょう!
【1つでも当てはまったら要注意!まずは、気になるたるみ度をチェック】
●首のシワが目立つ
●猫背気味だ
●耳たぶの後ろを押すとかなり痛い
●頭皮がかたく、抜け毛や切れ毛が気になる
●ぐっすり寝ても首や肩のだるさがとれない
これさえやっておけばOK!基本のフェイスラインケア
老廃物がもっともたまりやすいフェイスライン。老廃物を脇の下のリンパ節に流し込むだけで顔がすっきり見え、目鼻立ちもくっきり!それぞれ5回を目安に行いましょう!
(1)あごの内側に親指を入れ、フェイスラインをほぐす
両手を握って親指を立て、両手をあごの下にそろえます。あごの骨の内側に親指を引っかけ、指先を輪郭にグッと食い込ませる。力をゆるめずに、耳下腺に向かって指をすべらせましょう
(2)顔や首にたまった老廃物を上から下へ流す
右手の親指以外の4本の指をそろえて左の耳の裏のくぼみに置き、指先に力を込めたまま、鎖骨のくぼみまでなで下ろします。指は浮かせず、しっかり密着させて。反対側も同様に
(3)鎖骨のくぼみに指を入れ、外側から内側へ流す
左側の鎖骨のくぼみに、右手の人さし指と中指をグッと入れ込み、鎖骨の際に沿って、外側から内側へ向かってなでます。反対側も同様に
(4)鎖骨下の老廃物を内側から脇に向かって流す
左の鎖骨の下に、右手の親指以外の4本の指をそろえて当て、指先に力を込めたまま内側から外側(脇の下)に向かって強めになでます。反対側も同様に
(5)脇の下を強くもみほぐす
親指を腕のつけ根のくぼみに置き、4本の指を脇の下のくぼみに入れこみ、脇を強くはさみます。このまま力をゆるめず、脇を強くもみほぐしましょう。反対側も同様にして