アメリカ・シアトルに住んで十数年。子育てに奮闘するライターのNorikoさんに、現地で話題のフードやライフスタイルを紹介してもらいます。今回取り上げたのは、日本で流行中のパクチーをアメリカ流に楽しむレシピ!

日本で流行中のパクチー
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 アメリカで人気のメキシコ料理、タイ料理、中華料理によく使われるパクチーは、アメリカ人にもなじみのあるハーブです。そうした国々からの移民も多く、需要が高いせいか安価で市場に出回っており、スーパーマーケットで買っても、1束99セント(約99円)。ちなみに、アメリカではおもに「シラントロ」と呼ばれています。英語の「コリアンダー」でないのは、メキシコからの移民が多いことに影響されたからかもしれません。

近所のレストランで出されたパクチーディップに感動!

パクチーディップ

 友人と訪れたレストランのビュッフェで前菜として用意されていたのが、そのパクチーを主役にした「シラントロ・ディップ」。シンプルな緑色でさわやかな見た目ですが、クラッカーにディップして頬張ると、口いっぱいにパクチー独特の風味が広がり、かなりパンチの利いた一品。でも、やみつきになって、手が止まりません! どの国の料理にしても、薬味として添えられているような脇役のイメージが強かったので、この出合いは衝撃的でした。さっそく、家でもまねしてつくってみると、味にうるさい夫も大絶賛!すぐにペロリと平らげてしまいました。

フードプロセッサーやブレンダーがあればあっという間に完成

フードプロセッサーまたはブレンダーで

 それでは、レシピを紹介しましょう。驚くほど、簡単です。クラッカーやバゲッドを添えて出せば、オシャレな女子会のパーティー料理として重宝しそう。

[材料](2~3人分)

・パクチー 1束(約2カップ)
・ニンニク 2かけ
・ライムの絞り汁 1個分
・オリーブオイル 1/4カップ
・塩、コショウ 各小さじ1/2

[つくり方]

(1)パクチーとニンニクをフードプロセッサーまたはブレンダーにかける。

(2)(1)の途中でそのほかの材料も入れて、全体的にとろっとなじんだらでき上がり。

 生のニンニクが苦手な方は、少なめに調整するといいかもしれません。もし余ったり、多めにつくった場合には、適量のしょうゆ、酢、砂糖と一緒に混ぜて、肉や魚の漬け込みダレとして活用してみてください。冷蔵庫で2時間以上おいてからグリルすると、味が染み込んでおいしいですよ。

トルティーヤで包み、即席タコスに

 わが家では、これをトルティーヤで包み、即席タコスにして楽しんでいます。ぜひお試しください!

【Noriko】

アメリカ・シアトル在住。現地の日系タウン誌編集長職を経てフリーランス・エディター/ライターとなり、日米のメディアに旅行情報からライフスタイル、子育て事情まで多数の記事を寄稿する