ほてった肌は、化粧品の成分を受け入れる状態にありません。冷蔵庫で冷やした化粧水でいったんほてりを鎮め、肌を落ち着かせてから、いつものスキンケアに移りましょう。そう提案するのは、化粧品や美容器具などをさまざまな方法で評価する、フジテレビ商品研究所の塩原みゆきさん。
「ただし、冷えすぎた肌には、化粧品は浸透しません。あらためて化粧品を手に取って温めて人肌の温度に戻し、さらに手の体温で肌の温度を上げて浸透を促しましょう」。さらに詳しく、夏の夜の肌ケアについて、塩原さんにお話を伺ってみました。
ほてりを鎮めて化粧品の成分を受け入れ態勢に
【1】冷蔵庫で冷やした化粧水をコットンに取り、パッティングする
すべての画像を見る(全4枚)お風呂上がりの肌のお手入れは、まずほてりを鎮めることから。冷蔵庫で冷やしておいた化粧水をコットンに適量含ませ、軽く肌にパッティング。ほてりがひいて、肌が冷たくなったと感じたらOK。
【2】手のひらの体温で化粧水を温めてからつける
化粧品の成分は、肌も化粧品も常温のときにもっとも浸透します。そのため、まず肌のほてりを冷ましたら、もう一度、冷たい化粧水ではなく、常温の化粧水を肌につける必要があります。化粧水を手に取り、もう一方の手を重ねて体温で温めると◎。
●手のひらで包み込むようにして化粧水をなじませる
化粧水を肌につけたら、さらに浸透を高めるワンテクニックを。両手のひらで顔を包み込み、手の熱を肌に伝えましょう。肌がほんのり温まってくるので、つけた化粧水はもちろん、あとにつける美容液や乳液などの受け入れ態勢も整います
【プラスαの冷やしテク】週に一度、冷蔵庫で冷やしたシートマスクでスペシャルケア
保湿ケアなどに即効性を発揮するシートマスクも、冷蔵庫で冷やしておけば、ほてった肌をひんやりと鎮静。つけているうちに常温に戻るので、うるおい成分が浸透しやすくなります