食べてもやせられると人気の糖質オフダイエット。糖尿病専門医の牧田善二先生によると「カロリーは関係ありません。制限するのは糖質のみ。ご飯やパンなどの主食や甘い調味料、根菜などに含まれる糖質を控えれば、肉も野菜もたっぷり食べてOK。無理なくきれいにやせられますよ」とのこと。
でも、家族がいると、家族用の食事と自分用の糖質オフ食とのつくり分けが壁になってしまい、糖質オフダイエットを断念もしくは挫折している人も多いのではないでしょうか。

ゆる糖質オフ
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子ども2人を千葉県で育てている新井久美子さんは、2016年10月からゆる糖質オフを開始。家族と一緒に食べるための工夫をしながら、1年で見事、体重-3kg、体脂肪率はなんと7%減を達成! その工夫のひとつに、「代用食材の活用」があります。どんな食材をどのように活用して家族との食事と両立させているのか、教えてもらいました。

栄養価もアップする代用食材で家族と同じおかずを食べる

活用しているのは、「高野豆腐」「カレースパイス」「自然派甘味料」の3つの食材です。

3つの食材を活用
●高野豆腐をパン粉代わりに

タンパク質が豊富な高野豆腐は、糖質量がパン粉の約1/5の優秀食材。子どもがいると、つなぎに片栗粉や小麦粉を使ったひき肉料理や、食べごたえのある揚げ物をつくりがちです。高野豆腐は味にクセがないし、簡単にすりおろせる手軽さが魅力。

エビフライ

すりおろした高野豆腐にいりゴマを混ぜ、塩、コショウをしたエビにまぶせば、糖質オフエビフライに。

ゴマをプラス

ゴマを加えると風味がアップするうえに、カリカリ食感が子どもウケもバッチリ! 冷めてもおいしいですよ。

鶏団子

鶏ひき肉に混ぜて鶏団子にすることもあります。今の季節なら鶏団子鍋をよくつくります。高野豆腐はすりおろすと、サラサラきめが細かいので、肉ダネとなじみやすいのが利点。

肉団子

調味料や肉汁などの水分をしっかりキャッチして、ふんわり食感の肉団子に仕上がります。

●ルウの代わりにカレースパイス

カレー

子どもが大好きなカレー。でも、小麦粉が多く含まれているカレールウは、糖質オフではNG。そこで、カレースパイスを活用しています。炒めたタマネギ、トマトをベースにスパイスを3、4種類投入したら、小麦粉ゼロでお店みたいな味が完成します。子どもも大好物で、パクパク食べています。

●砂糖やみりんの代わりは自然派甘味料

自然派甘味料

天然素材でつくられたカロリー&糖質ゼロの甘味料は、砂糖と同じ甘さなので、砂糖の分量を置き換えるだけ。優しい甘味なのでみりんの代わりにもなるし、煮物に重宝しています。

ゆる糖質オフ成功者の食事術はいかがでしたか? 

ESSE2月号

の特集「みんなの糖質オフ生活」にも新井さんが登場しています。糖質オフになる代用食材のほかにも糖質オフを成功させたテクが満載です。ぜひ、こちらもチェックしてくださいね!