日本では5組に1組が不妊に悩み、50万人近くが不妊治療を受けていると言われています。
イラストレーターのオヨネさんもかつて、その1人でした。
今回は、まさか男性不妊!? の回です。
友達の悩みを聞いて唖然!もしかして、男性不妊!?
婦人科に根気よく通い「タイミング療法」(排卵日を調べてタイミングを見計らって夫婦生活を行う方法)を繰り返す日々が続き、3~4か月経ったある日。
不妊治療を行なっている古い友達とお茶する機会がありました。
彼女とは「お互い妊娠しないね~…」という話を頻繁にしていたので、不妊の相談も気軽にできる仲でした。
その彼女が「最近また悩みが増えた」…と口にしたのです。
すべての画像を見る(全6枚)え? おたまじゃくし(精子)が…少ない?
私は衝撃を受けました。
自分は「多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)」で自力で排卵できない体質だったので(詳しくは前回の記事をご覧ください)、すべての不妊の理由は自分にあると思っていました。
なので、男性の方に不妊の理由がある可能性は頭になかったのです。
彼女に教えてもらったことを改めて調べてみると、精子にもストレスや体質、体調などによって状態がよい、悪いがあるようでした。
動きが悪いもの、精子の形が変形してしまっているものや、精子自体が少ない人、精子そのものがない人…など症状は様々。
彼女の旦那さんは「数が少ない」「動きが悪い」状態とのことでした。
そして、もしかしてうちも、不妊の原因は私だけではないのでは? と思い始めました。
だってタイミング療法を3~4か月もしてるのになにも変化がないなんて…。
(いや夫婦生活を月に1~2回っていう絶望的な効率の悪さは原因のひとつかもしれないけれど)
自分だけではなく「メガネ(夫)にもなにか原因があるのでは?」
そう思い、言うのは気が引けましたがメガネ(夫)に検査しないか? と相談してみました。
●夫が、自身の検査にNO!一緒に妊活してくれるって言ったのに…
「ねぇ…泌尿器科に行って検査しない?」
「え、やだよ…」
案の定、答えはNO。
男の人が泌尿科へ行って精子の検査。とても気が進むものではないと思います。
いや、しかしこちらはお医者さんの前で毎月何度も何度もお股を広げてエコー検査に投薬、痛い注射に…と努力しているのだから、1回の検査ぐらい行ってほしいところ…。
え、子どもほしいよね?
私は妊活でずっと病院に通い続けてるよね?
自分は関係ないって思ってるの?
それから1~2か月、何回も「検査行こうよ?」とか「こういう状態もあるらしいよ」「もしなにか問題あったら対策とかもあるかもよ!」と資料を見せ、やっと検査に行ってもらいました。
メガネ(夫)の検査は「おうちで採取してすぐ病院へ持っていく」か「病院で採取する」もの。
なんだかんだで病院で採取して検査してきてくれたメガネ(夫)。
病院の扉一枚向こうで他人がいる空間に閉じ込められて、おたまじゃくしを検査のためにワッショイするのはとても大変だったと思います。
さて、気になる結果は…。
●不妊の原因のコンボ。三重苦を抱えて…
「数がすこ~し少ない」
「動きがすこ~しにぶい」
の2本立てでした。
すこ~しってなんやねん(お医者さんがそう言っていたそう)と思いつつ、ほら、やっぱりなんか原因出てきた!
セックスレスに多嚢胞性卵巣症候群、そこに加えて種の動きが若干にぶい…。
色々な原因が重なって、どんどん不妊の理由が明らかになってきて。私たちこれから一体どうなっちゃうの!?
精子の検査について調べてみると、今は郵送でできるものもあります。
「ブライダルチェック」といって子どもを望む夫婦、カップルが受ける検査(生殖能力があるかどうかの検査)もあります。
もし妊活に悩まれている方、これから妊活をしようと思っている方はぜひご主人も一緒に早いうちに検査してみることをおすすめしたいです。