●捨てに終わりはない常に循環を!

この3月に出産し、今は仕事も少しずつ再開したところ。初めての育児に奮闘中で、家じゅうしっちゃかめっちゃか…と思いきや、平野家は驚くほどにすっきりと整えられた状態をキープ中です。

丸カーペット
子どもスペースもすっきり!
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「なぜなら、ものがないから散らからないんです(笑)。家族が増えて、衣類や食器など、当然ものも増えましたが、その分捨てるペースも早めています」と、ママになってもミニマルな生活を続けているノラさん。なんと、お子さんのベビーベッドも「これって絶対に必要なもの?」と考えた末、借りてすませ、代わりに大人サイズの布団一式を購入したそう。

ゴミ箱
ゴミ箱は引き出しの中に

「これなら大人になるまで使えますしね。捨てる習慣が身についてからは、みんながもっているから、とか便利そうだからと周りに合わせるのはやめて、“わが家はどうしたいか”、“本当にわが家に必要か”を、しっかり考えるようになって…。ものも買わなくなりましたね。家族が暮らしやすく満足できればそれでいいから。家にはゴミ箱はなく、例えば洗面所の引き出しを1つ、ゴミ箱として使っています。逆に、子どもができて、今までもっていなかったソファを授乳用に買いました。本当に気に入ったものを選びたいから時間はかかるかもしれないけれど、妥協して買うことはしません」

●片づけるのは1日15分だけ!簡単にできるし続けやすい

しかし、子育ては圧倒的に時間と手間、体力がとられるもの。そんななかで、ノラさんがどうやって捨て続けられるのか、気になるところ。

「1日15分だけの“バブリー片づけ”なら簡単で、続けやすいですよ。子どもが寝ている間に、好きな音楽をかけたり、動画を見たりしながら、日替わりで決めたエリア内のものを“これっている?”とひとつずつチェックしていくだけ! すぐに判断できない場合は、いったん保留ボックスに入れて寝かせてから、必要なところに渡るように行き先を考えます。最近だと、妊娠、出産用の本とか、サイズが合わないマスクとか。頂きものは、逆にとっておいて使わない方が申し訳ないので、十分感謝してからボックスに入れます。そのうえで知り合いやファンの方に差し上げたり。こうやって、ものをいつも大切に使いきって循環させることが大事だと思うんです」

敬礼女性
バブリー片づけでものはため込まない!

今後は、捨てる意味や片づけ方などの発信にも力を入れていきたいと語るノラさん。
「ものは増えていくものだから。私は一生、捨てフェスを続けて、大切な人たち、大切なものたちと踊り狂っていくつもり。一緒に捨てることを楽しみましょう!」

もの選びは妥協しない、捨てることも楽しむ! というノラさんの姿勢はさすがです。ぜひ参考にしてみてくださいね。