卵とバターを使わないパン教室「toiro(トイロ)」を主宰する幸栄さんの暮らしのエッセー。
2人の娘をもち、簡単につくれるおやつや、だれでもまねできるインテリアアイデア、家事を楽しくする方法など、なにげない暮らしを楽しむコツが人気の幸栄さん。
今回は、ごちゃつきを隠せて、部屋がすっきりするカゴ収納について教えてもらいました。
カゴ収納なら部屋がすっきり。生活感がなくなる!
すべての画像を見る(全5枚)「幸栄さんの家は本当にものが少ないよねぇ、なんでこんなに生活感がないの?」とよく言われるのですが、じつはそうでもありません。女3人いればそれはもうね、こまごまとしたものは気づかぬ間に増えてしまうものです…。
プラスチックのケースなどが収納グッズの主流かもしれませんが、私のなかでは、「収納」といえば「カゴ」です。なので、わが家にはカゴがたくさんあります。
(写真はキッチンの棚に置いている一部のものです)
上質できれいなカゴはもちろん大好きですが、雑なつくりのチープなカゴも同じくらい大好き。そんなカゴにあれこれ細かいものを収納して、どん! と積んであります。
●ラウンドのカゴにはリモコンやコンセント類を収納
menui 吉祥寺で購入をした、丸っこくてちいさなシーグラスのカゴ。じつは3つセットなのですが、そのうちの1つは玄関に置いてあります。
そして現在中身はからっぽ。長女が学校に塾に忙しくてばたばたし始めたころに、さっと食べられるチョコレートバーなどをそのカゴの中にそっとしのばせておきます。そんな大切な食料の隠し場所になっています…(笑)。
残りの2つにはリモコン類、スマートフォンの充電器などをしまっています。どうしてもごちゃごちゃになってしまうものですが、使う頻度も高いものばかり。
そこで、コンセントのそばにこのカゴを置いておけば、出し入れもそう面倒なものではなくなります。こういうものを収納するとき、中身見えないほうがすっきりするので、フタつきのカゴはありがたいかぎりですね。
●ボックスのカゴには身だしなみグッズを収納
もはやカゴのフタがフタとして機能していないのでは…!? というくらい雑なつくりの3つセットのカゴもお気に入り。こちらもmenui 吉祥寺で購入し、シーグラスで編まれています。この雑な感じがたまらなく好きなのです…!
普段この3つのカゴたちは、洗面台のオープンラックに積んであります。
その中身ですが、小さなカゴにはなぜか増え続けるヘアゴムやピンたちをひとまとめに。
中くらいのカゴには、子どもたちがちょっとしたものを持っていくときに便利な小さなバッグをたたんで入れてあります。
そして大きなカゴの中には、ポケットティッシュとこれから欠かせなくなる大切なアイテムのカイロを入れてあります。
きっちりとした収納も、もちろんすっきりとしてすてきですが、ときには私みたいな「収納ではなさそうだけどじつは収納してる」なんていう雑でゆるやかな収納(笑)を試してみてはいかがでしょうか?
【幸栄(ゆきえ)】
1979年広島県生まれ。「はな」と「ひな」2人の娘をもつ。モデルとして活躍したのち、長女の出産を機にパンづくりに出合う。ベッカライダブルハウスにて、製造補助をしながらパンについて学び、2010年から卵とバターを使わないパン教室、toiroを始める。現在はオンラインパン教室『
パン教室toiro【パンとひとさら】』にてレッスン中。 近著に『日々たんたんとパン』(光文社刊)、『でっかいパン バターも卵も使わない。「3分こね」でかーんたん!』(主婦と生活社刊)