家計の収入・支出を記入する家計簿。つけることでのメリットは分かっていながらも、“続ける”となるとなかなか難しいものがありますよね。
すべての画像を見る(全7枚)家計改善コンサルタント・アドバイザーの高木瞳さんも、きっちり家計簿で挫折した経験が。しかし、ズボラでも続くコツがわかってから、家計簿がとてもラクに続くようになったそうです。今回は簡単家計簿のつけ方を教えてもらいました。
ズボラでも続く!簡単家計簿のつけ方とは?
●家計簿はつけた方が節約につながる
もともとの性格がズボラな私。面倒なことが苦手で、結婚してから幾度となく家計簿を購入しては、レシートを溜め、結局書かなくなり挫折してきました。しかし振り返ってみると、少しでも続いた時期はやはり支出が引き締まっていたことから、家計簿はつけたほうが節約につながると実感しました。
そこで、細かくきっちりした「レベルの高い家計簿」にチャレンジするのはやめて、「ズボラでも続く書き方」に変えてみたところ、しっかりと続けられ、毎月の支出も予算内におさめられるように! 今回はその簡単家計簿をご紹介します。
●カレンダーを活用して、パッと見て分かるように
まず、家計簿の目的は「1か月いくら使っているのか」「このペースでお金を使って大丈夫か」の2つを把握するためだと考えています。この2つが分かれば、細かく項目を分けたり、びっしり書き込む必要はなく、毎日1分のメモ書きで十分です!
<手順>今回使うのはカレンダー。カレンダーは100均でも、ネット上のフリー素材を印刷したものでもOKです。
書き方は、項目分けはせずに今日使った合計金額だけをカレンダーに書いていきます。
このカレンダーは、冷蔵庫に貼って横にペン置いておくと便利。すぐに書ける状態にしておくのも挫折しないポイントです! 1か月書いたら、最後にひと月の合計金額を出します。これだけで、手元でいくら使ったかだいたい分かります。
ほかにも、
・毎日何かしらにお金を使っている ・週末にまとめて使っている ・思ったより使っているなど、自分のお金の使い方のクセや、「感覚と現実の差」も見えてきます。これに気づいたら
・ノーマネーデーを先月より増やそう ・週末のためにお金を残しておこう ・予算を意識して使おうなどの対策が立てられますよね。もっと細かく把握したい場合は、この毎日のカレンダーが難なく続くようになってから、その次のステップとして、何にいくら使っているのか項目分けをして書いてみると良いと思います。
自分がデータを取ってみたい項目だけ、「食費」「外食費」など独立させ、3~4項目くらいに絞ってつけるのがおすすめです。残りはひとまとめに「その他」でOK。ハードルを上げて続かなくなるくらいなら、ハードルが低いまま、負担がない書き方を続けるのがポイントです。
●手間抜きして手軽に家計管理を行う
家計簿が続くようになってから、お金を使うことのストレスや不安が減り、予算オーバーも防げるようになりました。私のように、細かいことは苦手だけど、しっかり家計管理していきたい! という方は、ぜひ1日1分のメモ書き家計簿を試してみてください。