モデルとして様々なCMや雑誌などで活躍する松本孝美さん。華やかでおしゃれな印象の松本さんの私服スタイルは、長年着ているアイテムやファストファッションも自在に使う「着慣れたものだけ着るおしゃれ」。ワードローブはお気に入りに絞っているという松本さんは、秋冬の着回しも簡単。
今回は、そのシンプルでラクなおしゃれテクについて伺いました。
お気に入りに絞って着る秋。松本孝美さんの「着慣れた服だけ着る」着回しおしゃれ
すべての画像を見る(全6枚)「着慣れた自分が好きな服が、大人になればいちばん大切だと思います。私は5、6のコーディネートができたら、それで2シーズン過ごします。冬はアウターをプラスするだけで、迷わず、簡単でしょう(笑)」。
写真のデニムスタイルの着回しも、秋のコーディネートにアウターを重ねただけ。秋は、お気に入りで色違いも持っているという“セリーヌ”のシャツにメンズサイズのベストを。注目はアームウォーマー。「暑かったらすぐ脱げるし、袖口のアレンジにもなって便利です」。
冬には、数年前にオーダーメイドしたカシミヤのマントを重ねて。「上質な素材でお願いしたのでカジュアルはもちろん、ドレスアップのときにも使えます」。
●秋の装いに、メンズのブルゾンをプラスしてスポーツミックスに
上の写真は秋スタイル。冬にはアウターを羽織るだけ。
秋は袖からちらりと見えるブルーで軽やかに。冬は赤いビッグシルエットのブルゾンを羽織って鮮やかに。
「赤を着るなら切れ味のいいスポーツアイテムがいいなぁと。メンズサイズのブルゾンは、私にはちょうどいいゆとりです」。“エブール”の揺れるロングスカートに赤い“ノースフェイス”のブルゾンのスポーツミックスが素敵。
●長く着ているジャケットも、プチプラアイテムで色味を足して
写真のジャケットは、もう20年ほど前に買った“クロエ”。「肘当てがあってコンパクトで、これ以上にしっくりくるジャケットに出合えなくて」と松本さん。
インナーとジャケットの間にカーディガンで色を差すのが孝美さん流です。「3年ほど前に“無印良品”で買ったカーディガン。きれいな色がちょっとだけ欲しいというとき、プチプラ物もよく使います」。
●軽くて持ちやすいカゴバッグも、アイディアで秋冬仕様に
手芸が得意な松本さん。大人世代にうれしい軽いかごバッグも、自分流にアレンジして寒い季節も楽しんでいます。右は自分で作ったボンボンを飾りにつけて。左はスカーフを1箇所だけ結んで目隠しに。簡単なアレンジでリサイクルプラスチックのカゴバッグも素敵に変身。「自分で作れそうなものはまずやってみたいんです(笑)」
ワードローブはお気に入りの精鋭に絞れば、コートを脱いでもおしゃれでいられる! 松本さんのラクでシンプルなおしゃれ、参考になります。
松本さんの詳しいインタビューや他の着こなしは、好評発売中のムック「
これからの私が似合う服VOL.3」(扶桑社刊)に掲載されています。松本さんだけでなく、大人世代のおしゃれ達人の着こなしやおしゃれポリシーがたくさん詰まった1冊。ワクワクすること間違いなしのこの本、ぜひチェックしてください。
【松本孝美さん】
モデルとして時代をリードするさまざまなCMを飾り、現在もファッション誌や広告で活躍中。服や小物のリメイク、料理など、アイディアに富んだ暮らしを楽しむ術は常に憧れの的。近著「
暮らし彩る「大人のままごと」」も好評。Instagram:@t_mimi1414