100均木箱を使って、まるで本物のモルタルで作られたような仕切りボックスをDIYします。砂とセメントと水を練り混ぜて作る「モルタル」は、クールでスタイリッシュな質感が人気の素材ですが、誰でも手軽に使えるようなDIY素材ではありません。そこで今回は、モルタルのリアルな質感をペイントで表現した「モルタル風仕切りボックス」の作り方をご紹介してみようと思います。
100均の木箱を使って「モルタル風」仕切りボックスを作ろう!
今回ご紹介するのがこちらの仕切りボックス。アンティークウッドの木箱の中に、3つのモルタルボックスが入ったような無機質な外観が魅力です。
すべての画像を見る(全11枚)ボックスの質感は本物のモルタルそのものですが、実はこれ、100均の「木箱」で作られたものなんです。
木箱をモルタルに変身させた秘密は「ペイント」。
今回は、そのペイント方法についてもたっぷりとご紹介してみようと思います。
準備するもの
- 木製トレイ 3個
- 板材(45×3.8cm)3本 ※2本セットで100円
- 三方面隅金 4個
木製トレイと板材は100均ショップで、隅金はホームセンターで揃えました。
合計500円ほどの材料費で作ることができます。
DIYスタート
難しい工程は一切ナシ!接着メインの簡単DIYで作ることができます。
ステップ1. 仕切りボックス本体を作る
3個の木製トレイを横並びに接着し、その四辺に沿うような長さに板材をカットします。
板材のカットには「カッター」を使います。
カットしたいラインをカッターで数回なぞるようにすれば、綺麗に正確にカットすることができます。
ステップ2. モルタル風にペイントする
リアルなモルタルの質感を表現するポイントとなるのは「ペイント」です。
そのペイントに使った塗料が「ミルクペイントforガーデン」のモルタルというカラー。
その名の通り、塗るだけで本物のモルタルのような色合いを表現できるのが特徴です。
これを木箱の全面に塗装し、上から「ダストメディウム」という塗料を筆でところどころに落とし、すぐにウエスなどで押さえつけるようにして拭き取ります。
カットした板材と隅金もアンティーク風にペイントします。
板材は「水性ウッドステイン」という塗料を染みこませるように塗り、深い木目調に仕上げます。
隅金は「アイアンペイント」のアンティークシルバーをベースに、「ラストメディウム」2色を使って鉄サビのような風合いを表現します。
ステップ3. 仕切りボックス本体に板材と隅金を固定する
仕切りボックス本体の側面に、板材を接着します。
接着には木工用の瞬間接着剤を使うと便利です。
ボックスの四隅に隅金をネジ止めすれば完成!
深みのある重厚な「モルタル風仕切りボックス」ができました。
壁掛けアレンジも!おしゃれにレイアウトしてみよう
木材とモルタルという一見ミスマッチにも見える素材の組合せですが、合わせてみればご覧の通り。
固く引き締まったようなアンティーク感が印象的です。
装飾アクセントの付加は、もののイメージを決める重要な要素。
今回は隅金をアクセントに使いましたが、ボックス全体をがっちりと固定する効果もあります。
裏面にビラカンを取り付ければ壁掛けアレンジもOK!
隅金でボックス四隅をしっかりと固定されているので、崩れ落ちる心配もありません。
いかがでしたか?
DIY素材として使うことが難しい「モルタル」ですが、ペイントによってまるで本物のような質感を表現することができました。
アンティークな風合いはもちろん、リアルな金属やサビ、漆喰のようなテクスチャー感など、様々な質感をペイント1つで表現することができます。
みなさんもペイントを駆使して、いろいろな雑貨作りにチャレンジしてみてください!