暑い日が続きますが、湯船につからない日はあっても、シャワーを使わない日はほとんどありませんよね。シャワーを交換するとお風呂の印象も変わりますし、ヘッドにこだわれば浴び心地もぐっと良くなります。水回りを素人がいじるのは怖い気もしますが、実はヘッドとホースの交換だけならだれでもかんたんにできるのをごぞんじですか?シャワーヘッドとホースの交換方法と注意点をご紹介します。

目次:

メーカーの適合を購入前にしっかり確認するのが大事アダプタ不要の交換なら、あっというまに終わりますアダプタを使用する場合でも簡単!

メーカーの適合を購入前にしっかり確認するのが大事

シャワーヘッドとホース
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うちのマンションでは、ほとんどの部屋でユニットバスを導入しています。

僕の住む部屋も、リノベーションした際にスタンダードなユニットバスを入れました。

というわけで、備えつけられているシャワーもいたってノーマルなもの。

シャワーヘッドとホース

特筆すべき点もありませんが、特に不満もありませんでした。

しかし、ホームセンターなどで新商品のデモンストレーションを試すうちに、肌当たりのよいシャワーに交換したいと思うようになりました。

シャワーヘッドとホース

せっかくヘッドを交換するので、このホースももう少し見栄えのするものに交換します。

このホース選びが、今回いちばんのポイント。

大事なのは「新しいホースが自宅のお風呂の水栓に適合しているか」です。

我が家の場合でいうと、ユニットバスはLIXIL製。検討している商品がきちんと適合していることを確認しつつ、商品を選びます。

商品によってはアダプタが必要な場合もあります(アダプタは、商品に付属しているときもあれば、別売のときもあります)。

不安なときは、自宅のユニットバスのメーカーや型番を調べて、お店やメーカーに聞いてみるのもいいでしょう。

僕が購入したのは、この3点。

シャワーヘッドとホース

シャワーヘッドは「ミストな感覚の肌触り」が売り文句の「amane」(オムコ東日本)。

シャワーヘッドとホース

ヘッドとしてはやや高価な部類ですが、デモンストレーションで滑らかな水流が気持ちよかったので決めました。

ホースは「丈夫で高級感のあるメタルタイプ」のラセンホース(SANEI)。

シャワーヘッドとホース

持ってみるとずっしりと重いのがいいですね。メタルホースはねじれにくく、使いやすいのもうれしいです。

シャワーヘッドとホース

この見慣れない工具は「ウォーターポンププライヤー」です。

水道まわりをいじるにはあると便利だそうなので、思い切って購入しました。

(のちほど書きますが、ホースの種類によってはプライヤーなしでも交換できるので不要な場合もあります)

アダプタ不要の交換なら、あっというまに終わります

では、実際に交換していきますが、アダプタなしで接続できる場合、拍子抜けするほど簡単です。

まず、ヘッドとホースを接続します。

シャワーヘッドとホース

ひねりながら接続するだけ。5秒で完了です。

今回購入したヘッドとホースはアダプタなしで接続できましたが、メーカーによっては、アダプタが必要だったり、接続できない場合もあります。

購入前にしっかり確認することが大事です。

次に、古いシャワーホースを既存のユニットバスから取り外します。

シャワーヘッドとホース

丸で囲んだ部分をひねって外すだけ。

シャワーヘッドとホース

工具なしであっさり外れました。こちらも5秒で完了。

同じ部分に、新しいホースを取り付けます。ホースの説明書を見てみると……、

シャワーヘッドとホース

我が家のユニットバスはLIXILなので、そのまま取り付けられるようです。

シャワーヘッドとホース

アダプタなしで、あっさり取り付けられました。

シャワーヘッドとホース

完成です。わずか数分の作業でした。

シャワーヘッドとホース

無事にシャワーも出ました。ミストを思わせる、きめ細かい柔らかな水流です。

シャワーを浴びるのが楽しみになりそう。

最後に、ホースの接続部から水漏れがないことを確認すれば完了です。

結局、工具は必要なく、手だけで交換できてしまいました。

アダプタを使用する場合でも簡単!

では、アダプタが必要な場合では、どれくらい手間がかかるのでしょうか?

ちょうどリノベーション中の部屋があったので、そこのシャワーヘッドとホースを交換してみました。

シャワーヘッドとホース

いかにもプラスティックという残念な質感のヘッドとホースを交換します。

シャワーヘッドとホース

設置するのは、先ほど取り外したリクシル製のヘッドと、格安のメタルホース。

シャワーヘッドとホース

ご覧のとおり、こちらは格安品とあって、ビニール袋にホースが入っているだけのシンプル包装。

リーズナブルな商品の場合、アダプタが別売のことも多いので要注意です。

では早速、既存のユニットバス(TOTO)のシャワーホースを外しますが……、

シャワーヘッドとホース

今回は固くて手ではビクともしません。いよいよプライヤーの出番です!

シャワーヘッドとホース

ぐいっとひねると、かんたんに外れました。

シャワーヘッドとホース

そこに新しいホースを取り付けようとすると……、

シャワーヘッドとホース

サイズが違うので入りません。今度はアダプタの出番です!

今回購入した格安ホースには付属のアダプタがありません。

そこで、先ほどのSANEIのラセンホースに付属していたアダプタを流用します。

(アダプタだけをホームセンターなどで購入することもできます)

シャワーヘッドとホース

このなかから適合するアダプタを選んで取り付けます。

シャワーヘッドとホース

アダプタを介することで、ホースを無事に接続できました。

アダプタを使用する場合でも、作業自体は非常に簡単でした。

シャワーヘッドとホース

だいぶ印象が変わりましたね。

ヘッドが大きめになり、ホースもメタルになったので、ちょっぴり高級感が出た気もします。

これなら内見時の印象も良くなりそうです。

ヘッドとホースの交換費用は、プライヤーをあわせても5,000円~1万円ほど。

賃貸物件への投資としてもアリだと思います。

元に戻すのも簡単なので、賃貸にお住まいの方でも気軽にトライできます。

シャワーヘッドとホースの交換、ぜひトライしてみてください!