暑い日が続きますが、湯船につからない日はあっても、シャワーを使わない日はほとんどありませんよね。シャワーを交換するとお風呂の印象も変わりますし、ヘッドにこだわれば浴び心地もぐっと良くなります。水回りを素人がいじるのは怖い気もしますが、実はヘッドとホースの交換だけならだれでもかんたんにできるのをごぞんじですか?シャワーヘッドとホースの交換方法と注意点をご紹介します。
メーカーの適合を購入前にしっかり確認するのが大事
すべての画像を見る(全24枚)うちのマンションでは、ほとんどの部屋でユニットバスを導入しています。
僕の住む部屋も、リノベーションした際にスタンダードなユニットバスを入れました。
というわけで、備えつけられているシャワーもいたってノーマルなもの。
特筆すべき点もありませんが、特に不満もありませんでした。
しかし、ホームセンターなどで新商品のデモンストレーションを試すうちに、肌当たりのよいシャワーに交換したいと思うようになりました。
せっかくヘッドを交換するので、このホースももう少し見栄えのするものに交換します。
このホース選びが、今回いちばんのポイント。
大事なのは「新しいホースが自宅のお風呂の水栓に適合しているか」です。
我が家の場合でいうと、ユニットバスはLIXIL製。検討している商品がきちんと適合していることを確認しつつ、商品を選びます。
商品によってはアダプタが必要な場合もあります(アダプタは、商品に付属しているときもあれば、別売のときもあります)。
不安なときは、自宅のユニットバスのメーカーや型番を調べて、お店やメーカーに聞いてみるのもいいでしょう。
僕が購入したのは、この3点。
シャワーヘッドは「ミストな感覚の肌触り」が売り文句の「amane」(オムコ東日本)。
ヘッドとしてはやや高価な部類ですが、デモンストレーションで滑らかな水流が気持ちよかったので決めました。
ホースは「丈夫で高級感のあるメタルタイプ」のラセンホース(SANEI)。
持ってみるとずっしりと重いのがいいですね。メタルホースはねじれにくく、使いやすいのもうれしいです。
この見慣れない工具は「ウォーターポンププライヤー」です。
水道まわりをいじるにはあると便利だそうなので、思い切って購入しました。
(のちほど書きますが、ホースの種類によってはプライヤーなしでも交換できるので不要な場合もあります)
アダプタ不要の交換なら、あっというまに終わります
では、実際に交換していきますが、アダプタなしで接続できる場合、拍子抜けするほど簡単です。
まず、ヘッドとホースを接続します。
ひねりながら接続するだけ。5秒で完了です。
今回購入したヘッドとホースはアダプタなしで接続できましたが、メーカーによっては、アダプタが必要だったり、接続できない場合もあります。
購入前にしっかり確認することが大事です。
次に、古いシャワーホースを既存のユニットバスから取り外します。
丸で囲んだ部分をひねって外すだけ。
工具なしであっさり外れました。こちらも5秒で完了。
同じ部分に、新しいホースを取り付けます。ホースの説明書を見てみると……、
我が家のユニットバスはLIXILなので、そのまま取り付けられるようです。
アダプタなしで、あっさり取り付けられました。
完成です。わずか数分の作業でした。
無事にシャワーも出ました。ミストを思わせる、きめ細かい柔らかな水流です。
シャワーを浴びるのが楽しみになりそう。
最後に、ホースの接続部から水漏れがないことを確認すれば完了です。
結局、工具は必要なく、手だけで交換できてしまいました。
アダプタを使用する場合でも簡単!
では、アダプタが必要な場合では、どれくらい手間がかかるのでしょうか?
ちょうどリノベーション中の部屋があったので、そこのシャワーヘッドとホースを交換してみました。
いかにもプラスティックという残念な質感のヘッドとホースを交換します。
設置するのは、先ほど取り外したリクシル製のヘッドと、格安のメタルホース。
ご覧のとおり、こちらは格安品とあって、ビニール袋にホースが入っているだけのシンプル包装。
リーズナブルな商品の場合、アダプタが別売のことも多いので要注意です。
では早速、既存のユニットバス(TOTO)のシャワーホースを外しますが……、
今回は固くて手ではビクともしません。いよいよプライヤーの出番です!
ぐいっとひねると、かんたんに外れました。
そこに新しいホースを取り付けようとすると……、
サイズが違うので入りません。今度はアダプタの出番です!
今回購入した格安ホースには付属のアダプタがありません。
そこで、先ほどのSANEIのラセンホースに付属していたアダプタを流用します。
(アダプタだけをホームセンターなどで購入することもできます)
このなかから適合するアダプタを選んで取り付けます。
アダプタを介することで、ホースを無事に接続できました。
アダプタを使用する場合でも、作業自体は非常に簡単でした。
だいぶ印象が変わりましたね。
ヘッドが大きめになり、ホースもメタルになったので、ちょっぴり高級感が出た気もします。
これなら内見時の印象も良くなりそうです。
ヘッドとホースの交換費用は、プライヤーをあわせても5,000円~1万円ほど。
賃貸物件への投資としてもアリだと思います。
元に戻すのも簡単なので、賃貸にお住まいの方でも気軽にトライできます。
シャワーヘッドとホースの交換、ぜひトライしてみてください!