隣家からの視線が気になってしょうがない、そこのアナタ!いえ、ワタシ!!(筆者)窓用目隠しフィルムを貼って、近すぎるお隣の視線を遮ろうと思い立ちましたが、窓1枚貼るのに2,000円以上。そこで、ホームセンターで見つけた格安代替え材料をご紹介いたしましょう。その名は「PPプレート」。壁なんかの養生に使うプラダンです。ちなみにプラダンとは、「紙ダンボールと同じ形状をした、ポリプロピレン製の中空シート」のことだそうです。
やっぱり気になる!近すぎる隣家の視線
用意するものは、たったこれだけです。
- PPプレート(半透明・900mm x 1800mm x 2.5mm厚)窓の数だけ
- 巻尺
- 両面テープ
- はさみ or カッター
実際に覗かれているワケではありません。しかし、隣家の窓が気になる〜(施工途中の1枚)
我が家のリビングの窓は、下半分が曇りガラスになっているのですが、目線の高い隣家の窓から家の中がバッチリと丸見え。
日中は白いメッシュのカーテンを閉めて採光し、夜は遮光カーテンを閉めるという行為にほとほと疲れ、窓に目隠しシートを貼ろうと決意しました。
でも、窓の目隠しフィルムって、自分で貼ると気泡が入ったり、カットが面倒くさいというではありませんか。
目隠しフィルムの耐用年数は、通常10年から15年。
寿命が来ると、パリパリになって窓のガラスにこびりつき、剥がすのが大変そう、という不安も。
導入の際のいちばんの問題点は、前述のようにコストが高いことにあります。
そこで目をつけたのが、近所のホームセンター・コメリで売られているPPプレート(プラダン)なのです。
養生用のPPプレートなら1枚198円とお手頃
プラダンにも種類がありまして、窓の断熱に使うことができる丈夫なプラダン(ポリカーボネート製)は、コメリで1枚2,280円します。
一方、養生用に使うプラダンことPPプレートは、1枚198円なんですよ!
一見半透明ですが……
少し離しただけで、もう透けません
これ、ダンボールのように厚みがあって、ペラッペラの窓フィルムと違い、一応自立します。
そして、はさみやカッターで簡単にカットできる。
定規を使わなくても、縦になら、わりと真っ直ぐに切ることができるんですよ。
縦の線にはさみの刃を当て、す〜っと押すだけでカットできます!
ということで、コメリで窓の数だけPPプレートを購入!
10枚で1,980円。フィルム1枚分ですよ!!
施工は簡単、測って切ってはめるだけ!?
施工は超簡単でした。窓の寸法を測って、それに合わせてPPシートをはさみでカット。
東北地方のウチの窓は寒冷地仕様の二重サッシなので、外窓と内窓の空間に入れるだけ。
(若干寸法を間違えて天地のサイズを短くしてしまったため、数カ所、両面テープで留めましたけど……)
窓枠に重なる部分は、両面テープを使うとよいでしょう
居留守をつかうと、玄関の窓からセールスの人が中を覗くので(迷惑この上ない)、入り口の窓にもPPプレートを貼りました。左右両側は、先に買って貼った、窓用目隠しシート。こちらは、近づくと透けて見えてしまいます
施工後の、隣家に面しているリビングの窓です。隣家の窓が写り込んでいますね
こちらはキッチンの窓。左は虫除けの網戸。左から3番目の窓はPPプレートを入れていません
オリーブの木のために、1枚は空けておきました(外は、よそん家の広い畑に面しています)
安くて施工が簡単なPPプレート、唯一の欠点は折れ目が入りやすいことです。
柔らかいので、急激に曲げると折れ目がついてしまいます。
輸送の際も、自分の車で運ぶ際に少し曲げたら、外側になっていた1枚に細かい折れ目が入ってしまいました。
コメリでタダで借りられる軽トラ(ック)にしときゃ、よかった(1枚198円ですから、大した損失ではないのですが)。
幸いなことに、折れたヤツは小さい窓用に無駄なく使うことができました。
施工後のリビングです。びっくりするほど光が回って明るいのです!
このPPプレートを使った窓の目隠し、外の景色は見えなくなりますけど(見えても隣家の壁と窓です)、日中は室内がショールームのようなまばゆい明るさになりました。
目隠しフィルムの導入を考えている方、まずは1枚からでも、PPプレートをぜひお試しくださいませ。