家のものを「ときめくかどうか」を基準に片づける手法が評判となり、アメリカの『TIME』誌で「世界でもっとも影響力のある100人」にも選ばれた片づけコンサルタントの“こんまり”こと近藤麻理恵さん。わかりやすく親しみやすい語り口で、ESSE読者からの支持も絶大です。
片づけにまつわるいろんなお悩みに、こんまりさんが回答!
ここではESSE読者から寄せられた、ちょっとした片づけの悩みについて、こんまりさんに答えてもらいました。片づけがなかなか始められない人、夫のものや子どものものの処分で悩んでいる人は、ぜひ参考にしてみて。
●理想の家のイメージがどうしてもわきません。ヒントはありますか?(東京都・33歳)
自宅でいちばん好きなコーナーを見つけて、もっと好きになるにはどうしたらいいか考えてみて。まずそのコーナーを片づけたりお気に入りの雑貨を飾ってみると、ときめき度が上がります。本当に好きなものがわかってくると、イメージも広がりますよ。
●こんまりさんが家でいちばん気をつかっているのはどこですか?(神奈川県・43歳)
キッチン、洗面所、お風呂、トイレなどの水回りです。ここをクリーンな状態にしておくと精神衛生上もいいです。あとは、お気に入りの家具のホコリをはらうとか、まめに床掃除をするとか、ときめく空間にするためにお手入れにいちばん気をつかいます。
●お子さんの服やオモチャはどんな基準で選んでいますか?(福島県・30歳)
もちろん、ときめき基準ですが、子どもの服は毎日の気分でいろんな色を選びたいので、片寄らないよう注意しています。ちなみに、頭の片すみでは収納スペースの容量を思い浮かべているので、子ども服もオモチャも入る分しか買いません。
●夫の趣味の荷物が多くてすごいストレスです。減らしてもらうにはどうすれば?(埼玉県・38歳)
単に「減らして」ではなく、ここからここまでならOKと夫の収納場所を認知してもらうことが大切。それ以上増やすのは無理ですよ、とはっきりルール決めできるように、夫婦できちんと話し合いましょう。
●子育てをしていて、疲れたときのリフレッシュはなにをしていますか?(長野県・39歳)
娘を出産してから圧倒的に自分の時間がなくなってしまったので、意識的に娘が寝ている間に、そのときしかできないことをするようにしています。ヨガをしたり、本を読んだり、集中してやりたいことをすると、頭が切り替わってすっきりします。
●得意の片づけを仕事にしたいんです。なにから始めればいいでしょうか?(愛知県・40歳)
ひとつは、身近な人のお宅を片づけて口コミでつなげていく方法。もうひとつは、片づけに関するいろいろな資格のなかから、自分に合ったものを選び取得するというもの。それを肩書にブログやSNSなどで発信し、活動を始める人も多いですよ。