子どもの養育費や学費は、成長するにつれて思った以上に家計を圧迫するもの。でもこのご時世、収入が大幅アップする見込みがあまりないのも現実です。だからこそ確実に貯めるためには、日々の生活費をやりくりすることが、ますます大事に。
山田宏美さん(仮名)もそんな思いをもつひとり。3人の子どもたちが成長するにつれて食費も教育費もふくらみ、「本気で家計を見直さなければ!」と決心したそう。コツコツと節約にはげみ、そのノウハウを紹介した節約ブログ「気ままなママの節約&やりくり家計簿」も開設。当初はほとんど見てくれる人がいなかったそうですが、今では読者も増え、ブログの収入も月8000円に!

「ブログを通じておトクな情報も教わって、貯めるテクニックも増えました。子どもが小さいから、家でプチ稼ぎができるのはうれしいですね。節約ばかりでは疲れてしまいますが、少しでも稼ぎができたことで、精神的にもゆとりができました」
山田さんが実践しているのは、気軽に手が出せる”ちょっとしたこと”ばかり。それが積もり積もって、貯金につながっています。今すぐマネしたい、具体的な貯めワザを教えてもらいました。

ポイントサイトで上手に貯めるコツ

食品や雑貨などを安く買ってポイントを稼ぎ、そのポイントがまた節約や貯金につながる好循環なら、節約も楽しめます。山田さんが実際に活用しているポイントサイトを教えてもらいました。

●「モラタメ」で商品をおトクに試す

「モラタメ」で商品をおトクに試す
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アンケートやクイズに答えて新商品や話題の商品をもらえたり、市販価格の3割引きから半額でお試しできるサイト「モラタメ」。「食品や日用品も対象なので、こまめにサイトをのぞきます。使用した感想を投稿すると電子マネーのnanacoとも交換できるポイントをもらえるので、イトーヨーカドーでの買い物に使っています」。

●ポイントサイトを使って化粧品は0円

ポイントサイトを使って化粧品は0円

「ハピタス」や「げん玉」といったポイントサイトは、サイト経由で購入した商品の価格の何%かが1P=1円のポイントとして戻ってくる仕組み。なかには、価格の100%のポイントが還元され、実質0円となる商品も。「たとえば1000円の商品を買うと、1000ポイントが返ってくるんです。ここ3年、化粧品は買ったことがありません」。 ここで注意! ポイントサイトを利用する前には、登録情報をしっかり管理している会社か、また、退会がしやすいかなどもしっかりと確認をしましょう。メールが自分にどのような頻度で配信されるかもチェックを。使いこなす自信がなければ、手を出さないというのもひとつの選択肢です。

●ネットショッピングはポイントサイト経由でダブルでポイントが貯まる

楽天などでのネットショッピングは、さまざまなインターネットショップへの入り口が集められている、「ハピタス」などのポイントサイトを経由。「直接お店のサイトに行かずにポイントサイトを経由するだけで、利用額の1~5%のポイントが。決済に使ったクレジットカードのポイントもつくのでおトク!」。

●家族サービスは貯めたポイントで

家族サービスは貯めたポイントで

ポイントサイトでためたポイントは、ぐるなびポイントに交換して外食に使ったり、アマゾンポイントにしてプレゼントを買ったりなど家族サービスに大活躍。「工夫して稼いだポイントで家族が喜んでくれると、達成感があり、モチベーションが上がります」。

懸賞やアフィリエイトも意外とあなどれない!

意識して見てみれば、懸賞やアフィリエイトなど、ちょっとした手間でできるプチ稼ぎはいっぱいあります。手間を惜しまず、ぜひチャレンジしてみて。

●レシート必須の懸賞は高確率で当たる

レシート必須の懸賞

「懸賞なんてどうせ当たらないし」と思わないで。スーパーや薬局のレシートをはって出す懸賞は、応募する人が少なく狙い目。「応募ハガキは店舗に置いてありますが、あえて年賀ハガキの残りを使って家族写真でアピール」。温泉旅行やディズニーランドのチケットなど、山田さんには当選実績多数あり!

●アフィリエイトでおこづかい稼ぎ

アフィリエイト

山田さんのブログのバナーを読者がクリックしてくれることで、月8000円のおこづかいをゲット。「家計管理の方法や節約ワザなど、普段やっていることを書くから内容には困りません。ブログのために節約ワザを試すので、家計にも好影響が!」。

●子ども服は売る&買うを繰り返す

子ども服

「衣替えの季節は、着なくなった子ども服がリサイクルショップに出てくる時期。シーズンオフのものだと、値段も普段よりグンと割安です」。新品なら1着4000円はするコートも、100円で買えることがあるとか。

サイズアウトした服

一方、サイズアウトした服は8着100円で売却しました。

●得意の手づくりを生かして委託販売

手づくり

小さいときから洋裁が大好きだった山田さん。ポーチや財布などをつくって近所のお店で委託販売しています。「こうしたものをつくるための型紙はネットから入手。無料で使えて『販売OK』のものがたくさんあるので活用しています」。材料費や委託料を引いても、月2000円の売り上げが。趣味と実益を兼ねています。