髪のスタイリングをする際にあると便利な、ヘアアイロン。自分で巻髪や毛先のカールをつけられますが、髪が短いとうまく扱えないという声も。
「髪が短めの人は、カールをつける際もストレートアイロンがおすすめです」と話すのは、女性の髪問題に詳しいヘアライター・佐藤友美(さとゆみ)さんと、人気ヘアサロンMINXのディレクター・八木花子(八木ちゃん)さん。
今回は、ストレートアイロンで簡単にできる旬の外ハネヘアのスタイリング術を教えてもらいました。わかりやすい動画も要チェックです。
毛先のカールは、ストレートアイロンならコツいらず。初心者でもきれいに
さとゆみ:
以前、ロングヘアのちょっとしたカールをつくるとき「ストレートアイロンが使える!」という話をしましたが、ストレートアイロンは、短い人にも力を発揮しますよね。
八木ちゃん:そうなんですよ。とくに、ボブスタイルや、ショートヘアの人の毛先のニュアンスづくりには、ストレートアイロンがぴったり
。カールアイロンよりも使いやすいと思いますので、ぜひ、チャレンジしてみてください。
さとゆみ:
私も髪が短かったときは、カールアイロンだと肌に当たってしまいそうで少し怖くて、ストレートアイロンでスタイリングしていました。
八木ちゃん:
とくに、アイロン初心者さんには、ストレートアイロンはおすすめです。今回は人気の外ハネの巻き方をレクチャーしますね。
●毛先ワンカールも、ストレートアイロンなら簡単
八木ちゃん
:まずは、巻く前に全体をブロッキングします。よく髪を巻く人は、髪をとめる「ダッカール」を持っていると便利。100円ショップでも手に入りますよ。
(1) 髪を6か所に分けブロッキングする。
八木ちゃん:
髪を前と後ろに分けたら、後ろはさらに上と下に2つに分けます。全部で6パーツになります。
(2) 耳下からアイロンをすべらせて毛先をカールする。
八木ちゃん:次に、アイロンで耳下くらいから毛束をはさんだら、ゆっくり毛先まですべらせます。こうすることで、キューティクルが整って、髪がつやつやになりますよ。毛先は、手首を返すようにして外ハネをつくります
。
また、ストレートアイロンは、はさむ部分が角ばっていると、髪がカクッと折れやすいので、今回使用しているタイプのように丸いタイプがおすすめです。きれいなカールができますよ。
<ストレートアイロンでの外ハネのつくり方を動画チェック!>
さとゆみ:
この動画くらい、ゆっくりとすべらせることがポイントですよね。ゆっくり手首を返すことで、毛先にしっかりカールがついて長持ちします。
八木ちゃん:
後ろの髪も同じように、中間から毛先までアイロンをすべらせて、毛先をカールさせましょう。全部で6か所外ハネにします。
(3) ワックスで毛先を握ってひっくり返すようにしてクセづけ。
八木ちゃん:
カールができたら、カールが落ちてきてしまいやすい人はセット力のあるワックスを手でしっかりのばし、毛先をにぎって外ハネのカールをキープします。束感やウェット感を出したい人はスタイリング用のオイルやシアバターを毛先になじませましょう。
完成!
外ハネは華やかで若々しい印象に。
さとゆみ:
簡単にできるのに、すごく華やかになっていいですよね。
八木ちゃん:
外ハネの毛先は、明るい印象、元気な印象などが手に入るので、ぜひ試してみてください。