片づけとは一度やれば終わりというものではなく、一生続くもの。だからこそ防ぎたいのは、「一生懸命片づけたのに、いつの間にか元のようにごちゃごちゃ状態に戻ってしまうリバウンド」ですよね。
リバウンドを経験したことのある方は、私って本当に片づけ下手、だらしない…と自己嫌悪に陥っていませんか? じつは自分のタイプによって原因があり、タイプごとに対策方法も違ってくるのです。

心理タイプ別片づけ術を開発した安田マキさん、松下さおりさんに、リバウンド対策を教えてもらいました。

リビング
自分のタイプを知って片づけ上手に
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心理タイプ別片づけ術。あなたがリバウンドしてしまう原因は?

一生懸命片づけたのにリバウンドしてしまう原因は、タイプによって異なります。
まず、自分のタイプを見つけましょう。

●まずは片づけタイプを知ろう

次の設問のうち、あなたに当てはまる回答はどれか、直感で答えてください。

Q.あなたがものをとっておく理由で、いちばん多いのはどれ?

(1) とくに理由はなく、なんとなくとっておくことが多い。
(2) 買ったりもらったりしたときことを思い出して、手放せない気持ちになることが多い。
(3) もし必要になったときなかったら不安だからとっておくことが多い。

あなたのタイプと、リバウンドを起こす原因は次のとおりです。

ネコ、イヌ、クマのイラスト

(1) 「現在」にとらわれるくまタイプ

全般的になんとなくものをとっておくことが多いので、出したものや使ったものも「なんとなく」そのあたりにポンと置いてしまうことがよくある。そのため、せっかくきちんとしまったものがテーブルの上やソファの上などあちこちに放置されることになり、いつの間にか散らかった状態に戻ってしまう。

(2) 「過去」にとらわれるねこタイプ

ものに対する感情移入が強く、家にやってきたときのことを思い出すと手放せない…と思いがち。そのため、一生懸命片づけてスッキリした空間にしたのに再び「これは捨てられない」と同じことを繰り返してしまうことがしばしば。そのため、いつの間にか食器棚の中やディスプレースペースが満員に。

(3) 「未来」にとらわれるいぬタイプ

必要になったとき手元にないと不安になため「いざというとき」に備えたいタイプなので、つい余分に備蓄しがち。一度ものを整理して数を減らしても、子どもの成長や生活や環境の変化によって「やはりとっておかないと」と、再びものを増やしてしまい、気がついたら棚の中が備蓄品でぎゅうぎゅうに。

片づかない理由にタイプ別の傾向があるように、リバウンドを起こす原因にもタイプ別に傾向があります。
まずは自分のタイプを知り、片づけてもいつの間にか元の散らかった状態に戻ってしまう原因をきちんと把握することが大切です。