今が旬の大根。みずみずしくて、生で食べても火をとおしてもおいしい食材です。

ここでは、ESSEonlineでご紹介してきたなかから、とくに人気のあった大根レシピをまとめました。1本買いしても安心! ボリューム系おかずから鍋、ダイエットにもうれしいレシピまでご紹介します。

大根の可能性が広がる!おいしさを最大限に引き出した絶品おかず

●肉ダネ一体型のジューシー大根をポン酢と薬味であっさり味に

大根肉づめ
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電子レンジ加熱で超簡単! 豚ひき肉との相性もバツグンです!

【材料(4人分)




・大根 1/2本(500g)

・顆粒和風だし 大さじ1/2

・A[豚ひき肉200g 片栗粉、酒、しょうゆ各大さじ1 砂糖小さじ2]

・ポン酢しょうゆ、青ジソ(好みで・千切り)、ユズコショウ(好みで)各適量

【つくり方】

(1) 大根は皮を厚めにむいて2.5cm厚さの輪切りにし、耐熱皿に並べる。和風だしと水120ml(分量外)を入れ、ふんわりとラップをして電子レンジ(600W)で7分ほど加熱し、裏返して5分ほど加熱する。粗熱がとれたら底に穴があかないようにスプーンでくり抜く。くり抜いた大根はポリ袋に入れ、もんでつぶす。

(2) (1)のポリ袋にAを入れてもみ混ぜ、(1)のくり抜いた大根につめる。耐熱皿に並べ、ふんわりとラップをして電子レンジ(600W)で8~10分加熱する。

(3) 器に盛ってポン酢をかけ、青ジソをのせてユズコショウを添える。

●レンジが大活躍!豚バラこんにゃく大根の甘辛炒め

豚バラこんにゃく大根

コクのある豚バラ肉の油と相性抜群の大根とこんにゃく。電子レンジで短時間で下ごしらえができて、おいしく仕上がります。仕上げにゴマ油をたらすことで風味もよくなりますよ。

【材料(2~3人分)




・豚バラ肉 150g

・こんにゃく 150g

・大根 皮をむいて200g

・ゴマ油 小さじ1杯

・A[酒 大さじ2、しょうゆ 大さじ2、みりん 大さじ1、砂糖 大さじ1/2]

【つくり方】

(1) 大根は1cm幅のいちょう切りにしてボウルに入れ、ふんわりとラップをかけてレンジ600Wで4分加熱し、水気をきります。

(2) こんにゃくはスプーンでひと口大にちぎってボウルに入れ、ひたるくらいに水を入れてレンジで2分ほど加熱してアクを抜き、水気をきります。

(3) 油を引いていないフライパンにこんにゃくを入れ、乾煎りします。表面がしっかりと乾き、チリチリと音がするまで炒めたら、食べやすい大きさに切った豚バラ肉を加えてほぐしながら炒めます。

(4) 肉の色が変わってきたら、大根を加えて炒め合わせます。豚バラ肉から出た脂が具材にまわったらAを加え、汁気がなくなるまで炒めます。仕上げにゴマ油を垂らして混ぜれば完成です。

●塩&甘辛味の最強コンビ! 大根と甘辛鶏のから揚げ

大根と甘辛鶏のから揚げ

驚きの、大根をから揚げにするレシピ。甘辛の鶏肉と塩をふっただけの大根が最高です。

【材料(4人分)




・大根 1/2本(500g)

・鶏モモ肉 400g

・顆粒和風だし 小さじ2

・A[酒大さじ2 塩小さじ1/3]

・片栗粉 適量

・揚げ油 適量

・塩、コショウ 各少し

・B[砂糖、しょうゆ、みりん各大さじ2 片栗粉小さじ1/2]

・いりゴマ(白)、万能ネギ(小口切り・あれば) 各適量

【つくり方】

(1) 大根は皮を厚めにむいて3cm厚さの半月切りにし、耐熱容器に並べて入れる。和風だしと水120ml(分量外)を入れ、ふんわりとラップをして電子レンジ(600W)で7分ほど加熱し、裏返して6分ほど加熱する。

(2) 鶏肉はひと口大に切り、フォークを全面に刺す。ポリ袋に入れてAを加えてもみ込み、5分おく。

(3) (1)と(2)の水気をきり、片栗粉を薄くまぶす。

(4) フライパンに揚げ油を深さ1cmほど注いで弱めの中火で熱し、(3)を入れ揚げる。大根は全面がこんがりしたら取り出して塩、コショウをふり、鶏肉は全体で6分ほどかけて揚げ焼きにし、油をきる。

(5) 鍋にBを入れ、ヘラで混ぜながら弱火にかけ、とろみがついたら火を止めて(4)の鶏肉とゴマを加えてからめる。(4)の大根とともに皿に盛り、残ったタレをかけ、万能ネギを散らす。

●旬の大根は生で味わおう!食感が嬉しいシャキシャキサラダ

大根のツナポンサラダ

冬になると、みずみずしさと甘みが増す大根。そのおいしさを味わうためには、ぜひそのままサラダにしていただきましょう!

【材料(2人分)




・大根 1/3本(300gほど)

・大葉 4~5枚

・ツナ缶(油漬け) 1缶

・塩 少々

・A[マヨネーズ大さじ1と1/2 ポン酢大さじ2]

・粗びき黒コショウ少々

【つくり方】

(1) 大根は皮をむき、短冊切りにする。大葉は1cm幅に切る。

(2) 大根をボウルに入れて塩をふり、5分ほど放置する。

(3) 大根がしんなりしてきたら、ツナ(油ごと)、大葉、Aを入れあえる。

(4) 全体に味がなじんだら、皿に盛り粗びき黒コショウをかける。

●大根のナムル。あと1品に嬉しい万能副菜レシピ

大根のナムル

ここではちょこっと残った大根を活用して、忙しい日でもパパッとできる、超簡単な万能副菜レシピをご紹介します。

【材料(4人分)




・大根(皮をむく) 10cm(200g)

・ニラ(4cm長さに切る) 1/2束(60g)

・A[いりゴマ(白) 大さじ3、ニンニク(すりおろす) 1かけ、ゴマ油 大さじ1と1/2、塩 小さじ1/2強]

【つくり方】

(1) 大根は千切りにする。

(2) 耐熱ガラスボウルにペーパータオルを敷き、(1)とニラを入れ、ラップをして電子レンジ(600W)で2分30秒ほど加熱する。ペーパータオルを除き、Aを加えてあえる。

糖質オフ食材の最高峰。ダイエット中でも罪悪感が減る大根レシピ

●マカロニの代わりに大根!子どもも大喜びの大根とベーコンのグラタン

ヘルシーグラタン

マカロニを使わない分、グラタンがヘルシーに大変身! 失敗しないホワイトソースのポイントもご紹介!

【材料(4人分)




・大根 1/2本(500g)

・ベーコン(ブロック) 120g

・バター(またはマーガリン) 大さじ2

・小麦粉 大さじ4

・牛乳 2と1/2カップ

・顆粒コンソメスープの素 小さじ2

・塩、コショウ 各少し

・コーン、ピザ用チーズ、ドライパセリ(あれば) 各適量

【つくり方】

(1) 大根は皮ごと5cm長さの短冊切りにする。ベーコンは7mm角の棒状に切る。

(2) フライパンを弱めの中火で熱し、バターを溶かして(1)を炒め、大根が透きとおったら小麦粉を入れてからめる。牛乳を少しずつ加えてのばし、コンソメスープの素を加える。弱~中火で混ぜながら煮つめ、とろみがついたら塩、コショウで味をととのえる。

(3) 耐熱皿に移し、コーンとピザ用チーズを散らし、オーブントースター(1000W)で焼き色がつくまで焼き、パセリをふる。

●ボリューム満点なのに低糖質。大根と豚こまのチーズ焼き

大根と豚こまのチーズ焼き

見た目のボリュームさもうれしいレシピ。大根は皮ごと使って、栄養を効率よく吸収! ニンニクを効かせたラクチン豚団子や低糖質のチーズと合わせ、大満足の食べごたえに。

【材料(4人分)




・大根 1/2本(700g)

・豚こま切れ肉 400g

・オリーブオイル 大さじ1

・A[ニンニク(すりおろす)1かけ 塩小さじ1 コショウ少し]

・ピザ用チーズ 80g

・イタリアンパセリ(みじん切り) 少し

【つくり方】

(1) 大根は皮つきのままひと口大の乱切りにし、オリーブオイルをからめて耐熱皿に並べる。ふんわりとラップをかけて電子レンジ(600W)で5分ほど加熱する。

(2) ボウルに豚肉、Aを入れてからめ、小さめのひと口大にまとめる。

(3) 耐熱容器に(1)、(2)を入れ、220℃に予熱したオーブンで12分ほど焼く。取り出してピザ用チーズを散らし、再度5分ほど焼いてパセリを散らす。

●ダイエットの味方・鶏胸肉のから揚げ。大根は揚げ用にも、さっぱりおろしにも

大根と鶏のから揚げおろしダレがけ

鶏胸肉を使ったから揚げ。大根も一緒にから揚げにするだけでなく、さっぱりとおろしたものもかけていただきます。大根おろし×ゆかりもまた最高です。かむと広がる揚げ大根のジューシーさがやみつき!

【材料】




・大根 1/3本(400g)

・鶏胸肉 小2枚(400g)

・塩 小さじ3/4

・片栗粉 大さじ3

・A[大根(すりおろして軽く水気をきる)1カップ ゆかり(市販品)小さじ2 ショウガ(すりおろす)小さじ1]

・揚げ油 適量

・青ジソ 2枚

【つくり方】

(1) 鶏肉は1cm厚さのそぎ切りにし、塩をふって片栗粉をまぶす。大根は皮つきのまま5cm長さに切り、縦8つ割りにする。Aは混ぜ合わせる。

(2) フライパンに揚げ油を深さ1cmほど注いで(1)の大根を入れ、強めの中火で熱する。ときどき上下を返しながらこんがりと色づくまで4分ほど揚げ焼きにする。同じ油に(1)の鶏肉を入れ、ときどき上下を返しながらこんがりと色づくまで3~4分揚げ焼きにする。

(3) 器に(2)を盛って(1)のAをのせ、青ジソを添える。

●簡単なのに味しみ!豚バラとレンチン大根のオイスターみそ煮

大根と豚バラのオイスターみそ煮

オイスターソースとみその相性がたまらない! 短時間煮るだけで、じっくり煮込んだ仕上がりになります。

【材料(4人分)




・豚バラ薄切り肉 400g

・大根 1/2本(500g)

・A[みそ、酒各大さじ2 オイスターソース大さじ1]

・カイワレ 1パック

・七味唐辛子 少し

【つくり方】

(1) 大根は皮を厚めにむき、1cm幅の半月切りにする。耐熱ボウルに入れてふんわりとラップをかけ、電子レンジ(600W)で竹串がすっと通るまで7~8分加熱する。豚肉は7~8cm長さに切る。

(2) フライパンを中火で熱し、(1)の豚肉を入れてさっと炒める。肉の色が変わったらAを加え、全体になじむまで炒める。(1)の大根を蒸し汁ごと加え、3分ほど煮からめて器に盛る。カイワレの根元を切ってのせ、七味唐辛子をふる。

大量消費ならやっぱり鍋!最後までおいしいバズり鍋レシピ

●山本ゆりさんの伝説のレシピ。大根1本使った豚バラ肉みぞれ鍋

豚バラ肉みぞれ鍋

大根1本を使いきるなら、お鍋がおすすめです。基本材料は大根と豚肉だけ。1/3はすりおろしてみぞれにしていただきます。シメのうどんもたまりませんよ。

【材料(4人分)




・大根 1本(1kg)

・豚バラ薄切り肉 400g

・A[水4カップ 顆粒鶏ガラスープ、しょうゆ各大さじ2 砂糖、みりん各大さじ1 塩、コショウ各少し]

・ニンニク、ショウガ(各薄切り) 各1かけ

・万能ネギ(小口切り)、いりゴマ(白)、粗びきコショウ(黒)、ユズコショウ(好みで) 各適量

【つくり方】

(1)大根1/3本は皮をむいてすりおろす。残りは皮をむき、5mm厚さの半月切りにする。豚肉は食べやすい長さに切る。

(2)土鍋にAと(1)の半月切りの大根、ニンニク、ショウガを入れ、弱めの中火にかけて大根がやわらかくなるまで煮る。(1)の豚肉を加え、肉の色が変わったら火を止める。

(3)(1)の大根おろしを中央にのせ、万能ネギ、ゴマ、粗びきコショウをふり、ユズコショウを添える。

さらに詳しく知りたい人はこちら。 大根1本使いきり! 山本ゆりさんの豚バラ肉みぞれ鍋

●ニンニクバターでこってりなのに、さっぱり大根おろしで止まらない鍋

豚肉とニラのニンニクのみぞれ鍋

豚肉とニラにニンニクバターの風味がやみつき! 大根おろしをプラスすることでこってりしすぎず、エンドレスでいけちゃいます! シメは中華麺で!

【材料(4人分)




・豚バラ薄切り肉 400g

・ニラ 1束

・白菜 1/6個

・大根 6cm

・A[水4カップ 顆粒鶏ガラスープ大さじ2 酒大さじ4 ニンニク(すりおろす)1かけ バター10g 塩、粗びきコショウ(黒)各少し]

【つくり方】

(1) 豚肉とニラは4cm長さに切る。白菜はひと口大に切る。大根はすりおろす。

(2) 鍋にAを合わせて中火にかける。フツフツとしてきたら、(1)の豚肉と白菜を入れて煮込む。白菜がくったりしたらニラを加え、食べる直前に大根おろしを入れる。

●やっぱり大根といえばおでん。よく染みた大根がウマい

おでん

だしから丁寧につくったおでんは、とてもおいしいものですよね。煮干しもプラスして丁寧にとっただしでつくったおでんレシピです。

【だし汁の材料】




・昆布 6cmを3枚

・煮干し 8匹ほど(大きさによります。今回は小さめでした)

・花カツオ 50g

・水 3リットル

・しょうゆ 1/4カップ

・塩 適量

【だし汁のつくり方】

(1) 水に、煮干しと昆布を入れておきます。朝つくるなら夜のうちに、夜につくるなら朝のうちに浸しておいています。

(2) (1)をゆっくり火にかけて、沸騰する前に昆布と煮干しを取りだし、花カツオを入れて3分沸騰させたら火を止めておきます。

(3) (2)をザルなどにこし、花カツオを取り除きます。そのあと、しょうゆと塩で味をつけて。

おいしい大根の選び方&最後までおいしく食べるプロの保存法

●上下の太さがほぼ同じなのがおいしい?おいしい大根の選び方

大根の葉部分

お店で大根を選ぶ際は、絶対に失敗したくないですよね! そこで、おいしい大根を見分けるコツを紹介。使い切れなかった場合に活用したい、おいしさそのままをキープする保存方法も参考にしてみてくださいね!

選ぶべきはスラッとして長い大根。どの部位も肉質がやわらかいのが特徴。持ってみて、見た目よりも重いものを選ぶようにしましょう。

●栄養が逃げない大根の保存法の正解は?

大根カット

葉がついたままだと根の栄養分を葉が吸収してしまうので、根と葉を切り分けます。乾燥しないよう、根は湿らせた新聞紙やキッチンペーパー、ラップに包んで立てて保存するのがおすすめ! 夏場は冷蔵庫の野菜室、冬は冷暗所に置いておくといいと言われています。

●冷凍した大根は、みそ汁の具にぴったり!時短&食費節約にもうれしい

袋に冷凍野菜

冷凍テクニックを使えば、料理が時短に。大根も冷凍しておけば、とっても便利。大根を買うと、半分を千切りにし、ほかの食材と合わせてみそ汁の具セットにして、冷凍庫に常備すればOK。

「1回分ずつポリ袋で冷凍すれば、調理するとき時短になります。それに大根の食感がシャキッとなるというメリットもあるんです」とは、独自の冷蔵庫活用術を構築し、コツを紹介したブログが人気になっている福田かずみさん。

一度にまるまる一本を使いきることが少ない食材だからこそ、冷凍するのがおすすめと言います。

「知らないうちに干からびてしまって、おいしく食べられなくなってしまうと、結局食材ロスに。冷凍するとおいしさが半減するイメージがあるかもしれませんが、じつは汁物の具にする場合、冷凍すると切り干し大根のような歯ごたえになって、とてもおいしいんですよ」